ハマグリ漁の出漁風景。8月は早朝5時半に始まります。名四国道(国道23号)の揖斐長良大橋(いびながらおおはし)から漁船が一斉にスタート
桑名は街道時代、東海道・宮宿(名古屋市熱田区)から伊勢湾を船でドンブラコと移動して、京を目指して上陸した地。これが教科書に載っている「東海道七里の渡し」です。さらに愛知県側とは木曽川、長良川、揖斐川の通称「木曽三川」(きそさんせん)で分断され、「名古屋に近いのに関西弁」(桑名市ブランド推進課の話)という独自の文化を生んでいます。
前置きが長くなりましたが、そんな桑名市を代表する特産品が「ハマグリ」。
伝統的なおみやげが「しぐれはまぐり」というわけです。
江戸時代にはよほど桑名のハマグリが全国区だったとみえて、生まれた洒落言葉が「その手は桑名の焼きはまぐり」というわけなのです。
その手はくわないよ−!というのを、桑名の焼きはまぐりともじったのですね。
桑名で見つけたマンホール(下水道)のふた。なんとここにもハマグリが!
桑名市内にはレトロな商店街も残り、魚屋の店先には獲れたてのハマグリも並んでいます。木曽三川の下流部はウナギも特産で、魚屋の店頭では自分の店で蒲焼きにした鰻も手頃な値段で並んでいます。
桑名駅前・一番街にある魚屋「魚良」の店頭に並んだ桑名産の砂抜きハマグリとシジミ
鮮度が命のハマグリをおみやげにするのは難しいので、桑名でしか味わえない料理を堪能しましょう。
それが、「三喰撰酒三重人桑名店」の「桑名産天然はまぐりのしゃぶしゃぶ」。
桑名のハマグリは淡水の混じった汽水域で獲れるため、身が大きくやわらかいという特徴があります。
そんなブランド品のハマグリを、贅沢にもしゃぶしゃぶで味わおうというもの! こりゃ、たまりません。
三喰撰酒三重人桑名店。「三重を世界へ」をモットーに、産地直結の味が楽しめる高級居酒屋です。駅周辺のホテルに宿を取ったら、ここで夕食を
しかも〆ははまぐりの出汁がたっぷりと出た煮汁にご飯を入れての「天然はまぐり出汁入り雑炊」。「この雑炊が目的で注文されるお客さんもいます」というのもうなづける美味しさです。こんなに美味しい雑炊は生まれて初めてかも。
天然はまぐりのしゃぶしゃぶ。写真は4人前です
しゃぶしゃぶの後は、雑炊で〆。これがたまらなく美味!
ちなみにハマグリ漁は通年行なわれていますが、「もっとも美味しい時季は産卵前の5月〜7月」(150人の漁師を有する赤須賀漁協の話)とのことです。
《DATA》
三喰撰酒三重人桑名店
三重県桑名市中央町1-8
電話0594-84-6646
17:00〜24:00(オーダーストップ23:30)
日曜(月曜が祝日の場合は営業、翌月曜)休
桑名産天然はまぐりのしゃぶしゃぶは1人前2980円(2名より)
桑名産天然はまぐりのしゃぶしゃぶの入ったコースは4000円〜
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