白馬三山と呼ばれる、白馬岳(2932m)、白馬鑓ヶ岳、杓子岳が山麓から見上げるように聳えます。
この時期、注目が「雪形」。
残雪の形や、雪の中にできる岩場などが人や動物の形に見えるのが雪形です。大雪渓やお花畑で有名な白馬岳(しろうまだけ)も今では「はくばだけ」と呼ばれることが多く、村名も白馬村(はくばむら)ですが、山名・村名の由来となったのが、「代掻(しろか)き馬」と呼ばれる雪形です。
上の写真の中央に見える黒い部分が「代掻き馬」。左側が頭で右側が尾っぽです。今年は雪が多く、春の訪れが遅かったので、雪形は6月になってもご覧の通りの完成スタイルで眺望できます。
「今年は代掻き馬が見られるのも遅かったのですが、年によって違うので、ちょうど田植えを始める合図にもなっていたのです。だから代掻き馬という名前にも意味があるわけです」
とは、ホテルからも代掻き馬を視認できるシャレーホテルハイジ・ホフのご主人・毛谷村功さんの解説。
白馬連峰をよーく探すと、黒い仔馬も。
白馬岳のさらに北、大日岳に現れる「仔馬の雪形」。例年だと4月下旬頃に現れるのですが、今年は6月になってもバッチリ。
「雪形を眺めるのなら、松川に架かる白馬大橋なんかがベストでしょう」とのことです。
白馬大橋からの白馬三山
タグ:白馬