本日8月31日はその最終日です。
千歳市街から支笏湖スカイロードで、支笏湖へ。さらに国道453号を札幌方面に走り、恵庭岳をぐるりと回り込んだ北側で北海道道78号支笏湖線に入り、道なりに走ればオコタンペ湖展望台。数台分の駐車場も用意されています。
道道の路側に案内板がありますが、歩道の途切れた先を10mほど歩くともっとも湖の眺めがいい展望スポットがあります。展望台の位置は標高660m。湖面は620mですから40mほど眼下に湖面を眺めることになります。
では、展望台の看板にも堂々と記された「北海道3大秘湖」とは、どこなのでしょう。
これは諸説ありますが、ノミネートされるのは、オコタンペ湖の他に、阿寒のオンネトー、空から眺めるとハート型という日高山中の豊似湖、そして然別湖近くの東雲湖(しののめこ)などです。かつてカニ族やユース愛好者などが選んだのが「北海道3大秘湖」なので、当然、これも経年変化をするべきかもしれません。
現在、第二オコタン橋から踏み跡をたどるしかない(一般には立ち入り不可の状態)オコタンペ湖は、秘湖と呼ばれるその価値が充分にあるでしょう。
それでは、北海道に精通する取材班が、実はまだ行ったことのない秘湖を紹介しましょう。それは「シュンクシタカラ湖」です。
話は秘湖へと脱線しましたが、オコタンペ湖展望台を通る道道は、千歳市美笛(美笛キャンプ場入口)〜千歳市奥潭(支笏湖オコタン湖畔)が現在通行止め。
現状では、原生林に還りつつある状況とのことで、
この北海道道78号支笏湖線の不通区間が復活することは、地元ではまず無理だと推測されています。
オコタンペ湖展望台から支笏湖畔へと下った、千歳市奥潭(オコタン)。札幌冬季オリンピックを契機に観光開発が進んだ千歳市奥潭。札幌グランドホテルの経営するキャンプ場や支笏湖グランドホテルも建設された歴史を有しています(建設当初は支笏湖温泉から船で渡りました)。
幕末の探検家・松浦武四郎が「仙境」と表現した奥潭一帯は、道路の閉鎖で今まさに「仙境」へと還りつつあるのです。
支笏湖温泉からオコタンペ湖展望台へと向かうには国道453号を走りますが、支笏湖温泉から幌美内(ポロピナイ)までの区間は昭和59年まで、北海道企業局が管理する「支笏湖畔有料道路」でした。湖岸にコンクリート壁を築き、内部を埋め立てる手法で建設された観光道路です。この道路が完成するまで、現在のポロピナイの観光センターや丸駒温泉へは、船で渡るしかなかったのです。
支笏湖の歴史に触れながら、取材班は千歳空港へと向かい、家路に就いたのです。
かつての「支笏湖畔有料道路」料金所跡に立つ、千歳観光連盟・大宮さん。背後の恵庭岳は札幌オリンピックの滑降競技場にもなりました。
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