2012年09月05日

震生湖で地震のパワーを再確認しよう

9月1日は関東大震災(大正12年)が起こった日。
9月1日は「防災の日」で、8月30日〜9月5日は「防災週間」です。
その震源地は神奈川県相模湾北西沖80kmで、実は全潰住宅の数では東京府の被害(2万4469戸)よりも神奈川県(6万3577戸)の方が上まっていました。

というわけで今回は、「防災週間」にちなんだスポットを紹介しよう。
神奈川県秦野市(はだのし)にある震生湖(しんせいこ)です(取材日/2012年9月1日)。

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大正12年9月1日11時58分に関東全域を激しく揺すった大地震は、熱海で12mもの津波を記録。丹沢の山麓では山崩れや土石流が発生しました。南秦野村(現・秦野市今泉)では、渋沢丘陵・南市木の山林と畑の一部(関東ローム層)が幅約250mにわたって馬蹄形(スランプ状)に崩壊。その土砂が市木沢の谷を埋めたて、湖が誕生。これが地「震で「生」まれた震生湖というわけなのです。土砂崩れに巻き込れた2人の少女の供養塔(平沢埋没者供養塔)も震生湖バス停近くには立っています。

当時、東京帝国大教授だった寺田寅彦は2度震生湖を訪れています。
「山さけて 成しける池や 水すまし」は、調査の際に寅彦が詠んだ句で、句碑が湖畔に立てられています。

周囲1km、平均水深4mという湖には、流れ入る沢も、出て行く水路も見あたりません。実は秦野市には名水百選選定の「秦野盆地湧水群」がある湧水の里。震生湖も湧き水がたまった湖なのです。湖ではヘラブナ釣りなども楽しめますが、釣りにより湖の汚染が進行しているとのことです。

駐車場は、震生湖公園駐車場(10台/mapcode=57 715 105)、ゴルフ練習場の駐車場の奥(20台//mapcode=57 685 772)が利用可能。

「天災は忘れた頃にやってくる」は、震生湖を調査した寺田寅彦氏の遺したと通称されるフレーズですが、秋風に誘われて震生湖で地震のすさまじさを再認識するのもいいかもしれません。渋沢丘陵・震生湖コースという秦野市のハイキングコースも整備されています。

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周辺は公園化され遊歩道も整備

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秦野市街越しに、丹沢山地・大山方面を眺望


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自然湖=昭和59年に発生した長野県西部地震で王滝川が堰き止められて誕生した「自然湖」、大正4年の焼岳の爆発で梓川が堰き止められた大正池。そしてこの震生湖などが大正以降に誕生した自然湖です。

posted by シマウマ-クラブ at 15:36| 神奈川のおすすめ