もともと古くから山岳信仰の地として修験者をあつめた八海山。標高1778mの山頂・大日岳がある9合目付近は、通称「八ツ峰」と呼ばれ、霊山らしく険しい岩山が連続する鎖場です(ちなみに八ツ峰のひとつである地蔵岳は、『天地人』のタイトルバックで直江兼続役の妻夫木聡が立っていた場所。空撮で撮影され迫力満点でした!)。ゆえに初心者には不向ですが、八海山ロープウェーを利用すればあっという間。約5分で標高1147mの4合目に到達可能です。そこから3分ほど歩けば、紅葉の峰々と冠雪の八ツ峰を見渡す展望台にものぼることができます。
もちろんこのままロープウェーを使って下山というのも構いませんが、ブナ林のなかゆっくりとハイキングを楽しみたいという人は、ここから駐車場がある山麓駅までの下りをトレッキング(標高差771m、所要1時間30分)にあてましょう。
11月6日現在、紅葉の見頃は4合目より下のエリアに移っていますが、それでもブナ林は見応えがありますので、ぜひお試しを。
【ひとくちMEMO】
関越自動車道六日町ICから国道253号・国道17号を小出方面に3kmの四十日新道交差点を右折、県道214号を9km。ちなみにランチには八海山の伏流水を使った地ビール「八海山泉ビール」が味わえる八海山 泉ヴィレッジのレストラン「タベルナ ゴッツォ」がおすすめ。