2012年11月22日

陣馬山の紅葉 その1

陣馬山山頂モミジ.jpg


東京近郊でもそろそろ紅葉の見頃。せっかくの晴れならば、ドライブ&ハイキングでもとお考えの方も多いはず。そこで真っ先に思い浮かぶのは、高尾山。確かに東京近郊でもっとも手軽なのは高尾山なのですが、何しろ紅葉シーズンは山頂もイモ洗い。麓から山上行きのケーブルカーは平日でも40分待ちと、まさかのラッシュアワー状態です。これでは、大自然のなかでのびのび、どころの騒ぎではありません。


そこでおすすめは、高尾山のご近所、陣馬山。
最近とみに体力に自信がないので、

1)往復4時間以内 2)景色がいい 3)帰路に温泉がある

という身勝手な3条件を登山の相棒(ワンゲル部出身)に提出。
帰って来た答えが、この陣馬山でした。

標高857mの陣馬山は、東京都八王子市と神奈川県相模原市との県境に位置し、とにかく眺望抜群といわれる山。

山頂には茶屋やトイレもあり、広々とした高原のような園地もあるので、混雑しても気にならない程度にゆったりできる。加えて麓の栃谷川沿いに「陣馬の湯」と呼ばれる3軒の温泉宿からなる温泉場があり、帰路にひとっ風呂、というプランも可能です。

というわけで、陣馬山に決定! 登山ルートはいくつかあります(神奈川県立陣馬自然公園センターのHPに詳しい)が、今回は景色重視で、相模原市藤野の栃谷集落から始まる尾根ルートで登ります。

陣馬山登山口栃谷尾根.jpg

なんの予備知識も入れずに歩いたのですが、このあたりはゆず畑や茶畑が見られ、栃谷柚子組合特産物販売所をはじめ、ルート途中に無人販売所もありました。ゆずや梅干しなどが、100円程度で手に入ります。
 

この栃谷尾根ルート、起点となる陣馬登山口バス停から陣馬山山頂までは所要約1時間50分と、初心者には時間的に若干キツイめな匂いがするものの(^_^;)、バスを降りると舗装道でまずはひと安心。しかし最初の分岐で皆さん左を取り、我々の前後には人影もなく……。どうも同じ起点のルートでは、一ノ尾尾根の方が圧倒的に人気のよう。不安にかられながらも歩を進めると、次第に里山ののどかな風景に心もなごみます(しかし途中で出くわした野猿集団は怖かった(¨;)

栃谷集落を抜けると杉木立に囲まれ、いよいよ尾根道が始まります。これ以降、山頂近くまで眺望は期待できませんが、登りが続き既に眺望を楽しむ余裕もなくなっていたので、無問題。むしろ登山道がよく整備されており、歩きやすくて大助かりでした。結局自分が大ブレーキとなって2時間近くかかってしまいましたが、やっとこさ山頂に到着!




すると山頂からはご覧の眺め。稜線の向こうには富士山がくっきり。丹沢、富士山、三つ峠、南アルプス、大菩薩峠、奥多摩、日光、房総半島、さらには都心のビル群とスカイツリーまでも一望のもと。まさに「360度の眺め」という謳い文句に、ウソ偽りはありませんでした!

陣馬山山頂.jpg

陣馬山頂からは、丹沢・道志山塊の向こうに富士山も眺望(左上)。目を凝らせばスカイツリーも(左下)山頂にはこんな白馬の像も立つ(右)


あまりの景色の良さにワーイ、ワーイとはしゃいでいると、相棒は速攻で「山メシ」の準備に取りかかっております。山頂には茶屋が3軒も営業しており、どこも大盛況。しかもけんちん汁だの、陣馬そばだの、なめこ汁だの、それぞれの茶屋に名物料理があり、どこもこれも美味しそうなのですが、それには目もくれず、ひたすら自分が準備した「山メシ」作りに専念しておりました。

別に頼んでもいないのに、わざわざ重い荷物を担いでまで作る必要性には、大いに疑問の湧くところではありますが、今のところ「山メシ」が食べたい一心で来ているようなので、富士山を眼前にしてのこの素晴らしいロケーションに対しても、さして興味もなく。山メシが食べられれば、結局どこでもいいのか! といいたいところですが、にわかマイブームなのでほおっておきます(だって、当日作るメニューの予行演習までするって、一体……)

陣馬山頂信玄茶屋.jpg

生藤山方面の眺望(左)。山頂周辺の園地にある「信玄茶屋」(右上) みそおでんと山メシ(右下)

かろうじて「信玄茶屋」でみそおでんをいただきましたが、自家製のゆずみそがうんまい!

ところで、信玄茶屋の脇には「風林火山」の幟が。何故に? と思ったら、この陣馬山はもともと「陣場山」と呼ばれ、一説によれば、このあたりは戦国時代、武田信玄と小田原北条氏がつばぜり合いをしたことから、「陣場」が置かれたとも言われています。が、実際のところは定かではないようです。まあ史実はともかく、歴史的なロマンを感じさせるネーミングで、関東を一望できる天然の展望台であることは、間違いありません。

陣馬山一ノ尾尾根紅葉.jpg

一ノ尾尾根ルートの紅葉。麓のイチョウは日陰になると色づきはまだ

さて、赤ワインまで持参して、一人すっかりできあがった相棒にやや不安を感じながら、帰りは一ノ尾尾根ルートで下山。色とりどりの紅葉が麓まで点在しており、これまた楽しめました。しかしこのルートだと、陣馬の湯はスルー? と思い気や、藤野駅まではちょうど路線バスに間に合い駅に到着。駅の南側に位置する「東尾垂の湯」に無事浸かることができました(つづく)

陣馬山一ノ尾尾根もみじ.jpg




【ひとくちMEMO】
「陣馬登山口バス停」(トイレあり)を起点とする栃谷尾根ルート、一ノ尾尾根ルート利用の場合は、JR中央本線藤野駅近くの藤野駅周辺第1、第2、第3駐車場利用が便利。陣馬登山口バス停へは、藤野駅前発の神奈川中央交通バス「和田行」を利用。所要5分、170円。陣馬山への最短コースである和田峠にも70台収容の有料駐車場と「峠の茶屋」(トイレも併設)があり、和田峠から山頂へは所要30分。

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posted by シマウマ-クラブ at 16:43| 東京のおすすめ