2013年02月20日

沖縄・やんばるの森散策(3) 辺戸岬

辺戸岬日本祖国復帰闘争碑.jpg

辺戸岬突端には日本祖国復帰闘争碑が立つ

沖縄本島最北端の岬・辺戸岬(へどみさき)。周辺は多少観光化されていますが、その雄大な景色は一見の価値ありです。この辺りも大石林山と同じく石灰岩層からなるカルスト地形が発達、先端には「日本祖国復帰闘争碑」も立っています。この碑は、昭和47年に行なわれた沖縄返還の後、昭和51年に建てられたもの。

かつて沖縄がアメリカの施政権下にあった当時、眼前の海(北緯27度線)には国境があったたため、毎年4月28日に、辺戸岬と鹿児島最南端の与論島で篝火を焚き、本土復帰を訴えたという運動の歴史と平和への祈りを今に伝える証です。

また切り立った海食崖の上は草原状の台地が広がっており、遊歩道も整備されているので散策には最適。断崖の下に目を転じれば、サンゴ礁が縁取り、水に溶けやすいカルスト台地特有の鍾乳洞(洞窟)も口をあけています。この変化に富んだ奇観と透明度の高い海は、ダイバーの間でも隠れた人気スポット。しかしそう考えると、空洞部分に地下水(湧水)がたまりやすい洞窟があり、そこが聖域となりうる沖縄独特の御嶽(ウタキ)は、このカルスト地形がもたらした産物ともいえるのですね。

辺戸岬遊歩道.jpg

辺戸岬断崖.jpg

posted by シマウマ-クラブ at 11:00| 沖縄のおすすめ