小田代ヶ原(おだしろがはら)・戦場ヶ原の草紅葉に関しては、例年より早く9月下旬に始まり現在やや見頃を過ぎていますが、紅葉の見頃は継続中。竜頭の滝は10月9日(水曜)現在で8分、奥日光の最奥に位置する湯ノ湖・湯滝周辺では、まもなく見頃を迎えます。
竜頭の滝の紅葉と滝壺
このシーズン、奥日光最奥に位置する湯元温泉を起点に、湯ノ湖・湯滝を経て、男体山(なんたいさん)など日光連山を眺めながら、戦場ヶ原湿原のただなかを縦断、竜頭の滝まで南下し、終点の菖蒲ヶ浜バス停まで歩くという、所要2時間40分のハイキングプランも可能。ゴールの中禅寺湖畔・菖蒲ヶ浜には遊覧船の発着所もあるので、余裕があれば中禅寺湖の湖上遊覧も。
また湯元温泉まで戻るのが面倒だという方は、休暇村日光湯元を起点に、「湯ノ湖自然研究路」を利用する湯ノ湖めぐりもおすすめ。一周2.9kmを1時間ほどかけて歩けば、ナナカマド、ハウチワカエデ、サラサドウダンが、深紅に輝く紅葉狩りを楽しめます。もちろん帰りには、休暇村日光湯元で、白濁の硫黄泉にドボン(日帰り入浴は12:00〜16:00、最終受付15:00)。
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ちなみに湯滝観瀑台は現在工事中ですが、仮設通路が設置され見学可能。湯ノ湖のまわりには撮影ポイントが多数あり、じっくりお気に入りの場所を見つけるのもいいでしょう。
奥日光三名瀑のひとつ、湯滝の紅葉
しかしいずれにしても問題は、渋滞のメッカ・いろは坂。道路沿いがすべて広葉樹で、全山が紅葉の名所といった感じだけに、シーズン中は渋滞必死。とくにこの三連休は混み合うこと間違いなし。
「いろは坂の渋滞を回避する方法」は、群馬県側の関越自動車道沼田ICを起点に金精峠経由のルート、光徳牧場から山王林道で川俣温泉に抜けるルートが考えられますが、いずれにしても早朝の出発が得策。
日光は標高差が約1300mもあり、紅葉はこれから1ヶ月ほどかけて徐々に山を下っていくので、どこにポイントを絞るかで、何段階かの観賞が可能。現在いろは坂周辺はまだ色づき始めなので(10月中下旬が見頃の予想)、直近の奥日光が目的なら、沼田ICからすでに見頃を迎えている金精峠経由というプランもおすすめ。午前中なら金精峠から男体山が美しく眺望できます。
金精峠から見た男体山
また山王林道・光徳牧場はまだ色づき始めで、とくに自家製アイスクリームが評判の光徳牧場は、シラカバ、ミズナラ、カラマツの順に紅葉しますが、写真を撮るならカラマツが黄金色に輝く時がおすすめ。見頃は10月中下旬の予想です。
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