2013年10月17日

白馬の三段紅葉と栂池自然園 その2 ひと足のばして紅葉の穴場・小谷村鎌池へ

翌日はハイジ・ホフから車で30分弱の栂池自然園へ。白馬乗鞍岳の中腹、標高1900mから2000mに広がる日本アルプス屈指の湿原地帯で、高山的な雰囲気とイメージの異なる湿原が連続する点は、さすがは北アルプスの雲上という感じ。しかも水ばしょう湿原の脇まで栂池パノラマウェイ(栂池ゴンドラリフト・栂池ロープウェイの総称)が通じているので、労せずにスタート地点に立つことができます(17日に冠雪あり)。

栂池自然園の紅葉.jpg

栂池自然園の紅葉


水ばしょう湿原、ワタスゲ湿原、浮島湿原、展望湿原と名付けられた湿原地帯の園内は、一周約5.5kmをすべて歩くと、休憩込みで4、5時間はみておきたいもの。1日がかりのプランとなるので、足に自信のない人は、バリアフリーのミズバショウ湿原だけをのんびり周回するのもおすすめ(往復1時間)。栂池自然園入口には、栂池ビジターセンターもあるので、まずはここに立ち寄って状況確認を。

現在紅葉の見頃は、現在ゴンドラリフトから栂池ロープウェイあたりまで徐々に下がってきており、栂池自然園はすでに晩秋の装い。時間がない人は「栂池パノラマウェイでの空中散歩」という手もアリ。

もし、時間がたっぷりあるという人なら、栂池自然園から車で1時間ほど、小谷温泉の北に位置する鎌池もおすすめ。こちらは標高1190m、長野県小谷村と新潟県糸魚川市の県境にそびえる雨飾山登山口にもほど近い、知る人ぞ知る紅葉スポット(下の地図参照)。

今年は気温の変化が例年とは異なり、地元の人でも紅葉の推移予測がなかなか難しいようですが、快晴で風がない日には、美しい水鏡が見られるとあって、カメラマンの間でとくに人気。池畔に一周40分の遊歩道も整備され、ブナ林トレッキングが楽しめます。まだ少し見頃前ですが、今週もう少し気温が下がれば、紅葉が進むと思われます。

鎌池の紅葉.jpg

湖面にブナの紅葉が映える鎌池






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posted by シマウマ-クラブ at 09:00| 白馬のおすすめ