2013年10月19日

乗鞍高原の鈴蘭・一ノ瀬園地の紅葉が見頃!

今年の紅葉は、9月後半に一気に進んだ山頂が落葉し、10月に入ると再び気温が上昇、逆に標高が低い場所では例年より進行がやや遅めと二極分化。地元の人でも紅葉のピークがなかなか読みづらいようです。

乗鞍高原でも、紅葉は足踏み状態が続いていましたが、現在は標高1500m内外に位置する乗鞍高原の中心地、鈴蘭・一ノ瀬園地あたりがそろそろ見頃を迎えます。これから10月下旬にかけては、乗鞍高原や上高地のカラマツの「黄葉」も見頃となります。

一ノ瀬園地からの乗鞍岳.jpg

一ノ瀬園地から眺めた乗鞍岳


しかし上高地は通年マイカー規制が実施されているので、紅葉ドライブなら乗鞍高原がおすすめ。まずは乗鞍高原の中心地・鈴蘭から乗鞍山頂畳平へと通じる県道乗鞍岳線を走り、マイカー規制で進入できるギリギリの地点、三本滝レストハウスの駐車場へ。

駐車場から原生林の中に続く遊歩道を20分前後歩けば、吊り橋を渡って三本滝の滝壺近くに到達。ナナカマドなどの紅葉は終わっていますが、黄葉や麓の紅葉を眺める場所もあり、まだ見頃の箇所が。

乗鞍高原温泉スキー場.jpg

乗鞍エコーラインからスキー場を眺望


帰路は休暇村乗鞍高原に寄り道し、牛留池へ。ダケカンバ、シラカバなどの原生林に囲まれた牛留池は、休暇村の駐車場に車を入れ、遊歩道を5分で到達可能。乗鞍高原のなかでも画家、カメラマンに人気絶大な場所ですが、写真を撮るなら乗鞍岳が順光となる午前中が絶対におすすめ。

ちなみに10月18日(金曜)現在、ダケカンバ、シラカバなどは一部ピークを過ぎていますが、休暇村の話では「カラマツの色づきが始まり所々見頃もあります。ピークはこれから」とのこと。休暇村より下に位置する鈴蘭橋善五郎の滝あたりも同様とのことで、本格的な見頃は週明けと思われます(鈴蘭橋や善五郎の滝は、ともに乗鞍岳を正面に見る撮影ポイント)。

牛留池.jpg

鈴蘭橋からの乗鞍岳.jpg

幻想的な牛留池(上)と鈴蘭橋から見た乗鞍岳(下)


一ノ瀬園地も現在7分ほどで、これからがカラマツの黄葉の見頃。シラカバが点在する草原、小川、池などがあり、一帯には遊歩道も整備。まいめの池大カエデなどの紅葉ポイントもあり、のんびり楽しめますので、ぜひ散策を。真っ赤に色づく大カエデは、10月18日現在で見頃。こちらもやはり朝がおすすめなので、乗鞍高原に宿を取るのが得策。

また昼食には、そばの本場乗鞍で「霧下そば」を。番所大滝の近くにあり、地元産の玄そばを石臼で挽く「そば処いがや」がおすすめ。日帰り入浴には、観光センター近くにあり新装された「湯けむり館」、または上高地乗鞍林道(スーパー林道)を通って、渓谷沿いで野趣満点の白骨温泉公共野天風呂へ。「3日入れば、3年風邪をひかない」とも伝わる乳白色の白骨温泉は、身体がポカポカと温まります。

一ノ瀬園地まいめの池.jpg

一ノ瀬園地にはまいめの池(上)などを巡る遊歩道も整備されている





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posted by シマウマ-クラブ at 00:00| 長野のおすすめ