しとしと雨が降る翌朝。今日のハイキングは中止。宿のご主人にも紅葉はまだですからねぇ、と言われたのだが、結局途中だから寄ってみようと菊池渓谷へ。するとこちら側では路面が濡れていない。こうなると歩かぬわけにはいくまい。
渓谷入口のロータリーは降車専用となっており、駐車不可。手前か奥にある4ヶ所の駐車場に入れるシステムのよう。入口のゲートまで200mといちばん近い第1駐車場は、まだシーズン前なのでガラガラ。
今年の紅葉は例年より10日ほど遅れているようで、2013年11月3日(日曜)現在でまだ色づき始め。最盛期にはカエデ、イチョウ、ケヤキなどが色づき、みごとな光景が広がります。それに伴い、駐車場もかなりの混雑が予想されます。
紅葉時の菊池渓谷
収容台数が多い中央駐車場は、県道沿いのゲートからは遠いのですが、道路脇の遊歩道を降りれば700mで名所のひとつ、黎明の滝に到達。また阿蘇と菊池市街を結ぶ県道45号・菊池阿蘇スカイラインも、阿蘇外輪山北西の山裾を走るまさにスカイロード。
阿蘇くじゅう国立公園内に位置するため、渓谷に近づくにつれブナなどの原生林も生い茂り、紅葉・新緑ドライブには絶好の地。
渓谷沿いには吊り橋や遊歩道(一部は九州自然歩道)も整備され、もちろん森林浴にも最適。今回は時間がないので最奥に位置する紅葉スポット・広河原まで行きませんでしたが、菊池川源流部の広河原まで行っても往復2km、所要1時間。その手前の竜ヶ渕で折り返せば往復1km、所要30分と手軽。それでこれだけの自然休養林、水源の森を探検できるのですから、とても魅力的。
(つづく)
黎明の滝、紅葉ヶ瀬、四十三万滝、広河原など、阿蘇の伏流水と広葉樹の原生林が織りなす瀬や滝、奇岩などの風景がみごとな菊池渓谷。その面積は1180haにも及び、菊池水源として貴重な水がめとなっている。環境省選定の「名水百選」をはじめ、「森林浴の森日本100選」「日本の滝百選」「水源の森百選」でもある
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posted by シマウマ-クラブ at 09:06| 九州のおすすめ