2013年11月22日
新潟・山古志の棚田と多菜田
山古志・虫亀(むしがめ)地区の棚田と棚池
今ちょうどNHKの『キッチンが走る! 』を見ていたら、新潟県長岡市山古志地区の棚田が出ていました。実はこの春に行ったのですが、もうすぐ冬支度(先日紹介の松之山・松代と同じく県内有数の豪雪地帯)なのにずっと積み残していたので、便乗してちょこっとだけご紹介(^_^;)
このあたりは2004年の新潟県中越地震で甚大な被害を受けた地域。集落ごと水没したところ(木篭=こごも集落)もあり、今もその爪痕が残されています。一方みごとに棚田が再生されたところもあり、集落ごとの直売所や食事処なども増えました。
AKBがロケで山古志を訪れた時に対面した、アルパカの牧場もあるんです。と、他にも「牛の角突き」(闘牛)などいろいろ紹介したいことはあるんですが、それはまた次回。
で、『キッチンが走る! 』に出ていた棚田と多菜田。棚田は文字通りですが、このあたりの棚田は棚池を兼ねているのが特徴的。棚池が錦鯉の養鯉池となっているのです。
地元では「たなすわら」と呼ぶ、種芋原(たねすはら)地区の棚田と棚池
油夫(ゆぶ)地区の棚池
そんな山古志の象徴でもある棚田の名にあやかった直売所兼食堂が、虫亀地区にある「多菜田(たなだ)」。地元農家の女性たちが集まって地元特産の山菜や野菜などを販売しており、併設の食事処では手作りの山菜、野菜料理が味わえます。
多菜田直売所で元気に働くお母さんたち
春の山菜はとくに豊富で、ふきのとう、こごみ、こしあぶらなどがどっさり。朝からお母さんたちが総出でパッキングしていました。山野草のお茶もあります。夏野菜や秋はきのこも楽しみです。
ところで、TVにも登場した山古志特産の伝統野菜「かぐらなんばん」、自分も塩漬けを虫亀の直売所で買いました! 本来はピーマンと見まごうばかりのビッグサイズの唐辛子。これを塩抜きして作った保存食「かぐらなんばん味噌」、ピリリと辛いけど、棚田米とともに頂くとおいしさ倍増デス。
かぐらなんばんはオーソドックスな味噌にしたが、ジャム、漬物などに応用可能
棚田のコシヒカリにのせて味わえば、なおうまい
こごみは茹でて醤油とかつお節、味噌マヨネーズ和えなどにすると食べやすい
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posted by シマウマ-クラブ at 21:30| 新潟のおすすめ