2013年12月26日

初詣はお伊勢詣りへ! その1 宇治橋からの初日の出

クリスマスも終わり、いよいよ週末は年末年始の買い出しに走っていることでしょうが、初詣はどこにするか迷っている方もおられることでしょう。そこでおすすめは伊勢神宮。今年は20年に1度の式年遷宮にあたり、社殿も一新。新たな気持ちでのお伊勢詣りには絶好です。

伊勢神宮内宮・宇治橋.jpg

伊勢神宮内宮・宇治橋。橋の中心は「神の通り道」とされている

江戸時代には、1年間に人口の1割にあたる数百万人が伊勢を目指したというから驚きですが、今でもその人気は衰えず、年間700〜800万人以上といわれる参拝者の4分の1は、やはり1月に集中。

加えて近年のパワースポット人気で若者の間でも見直され、年々増加傾向にあります。とくに式年遷宮の2013年は、なんと1300万人を突破! 現在も新記録を更新中。くしくも江戸時代のブームと同じく、人口の1割がお伊勢詣りをしたことになります。

しかも式年遷宮の翌年、つまり2014年は、その恩恵(おかげ)がある「おかげ年」と呼ばれ、いつもよりご利益大といわれます。世田谷区全体の広さという広大な森に包まれた神宮(伊勢神宮の正式な名前)で、新年をぜひ祝ってください。

伊勢神宮内宮正宮の参道.jpg

伊勢神宮・内宮正宮へと続く参道

ちなみに伊勢周辺で宿泊するなど、朝から内宮を訪れることができる人は、この時期、内宮の入口・宇治橋の鳥居から登るご来光もお忘れなく。鳥居の中央から朝日が昇るのは冬至前後の数日ですが、それでも前後2ヶ月は同様の光景が見られます(「鳥居越しの朝日」という構図は7:40頃)。

ただし初詣の場合は、参拝するためにまずは行列必死なので、なるべく早めに参拝を済ませてから宇治橋に戻るパターンがおすすめ。その際、くれぐれも温かい服装で。また伊勢神宮周辺では、年末年始の交通規制やパーク&バスライドが実施されるので、注意を。

お伊勢詣りといったら、もちろんおかげ横丁の散策もセット。おかげ横丁では2013年12月31日(火曜)18:00、20:30から「大みそか寄席」、31日の23:30からは「おかげ横丁行く年来る年」と称し、カウントダウンを実施。花火が打ち上げられ、地酒もふるまわれます。茶店で名物の伊勢うどんなどを食し、のんびりと元旦を迎えるのもいいかもしれません。

おかげ横丁.jpg

伊勢路の名物が軒を連ねる、おかげ横丁

なお正月のしめ飾りなどが、2013年12月28日(土曜)まで、おかげ横丁内にある赤福別店舗側(本店向かいの店舗)の特設屋台で販売されていますので、当日は伊勢詣りができない人も、正月に伊勢のしめ縄を飾るだけでご利益がありそうです。
(つづく)

赤福本店.jpg

お伊勢詣りの定番みやげといえば、やはり赤福。上記はおかげ横丁の本店だが、内宮前にも支店がある。本店向かいの別店舗で販売される冬期限定の「赤福ぜんざい」で温まろう





■旅のプロがすすめる関連記事
初詣はお伊勢詣りへ! その2 夫婦岩からの初日の出と月の出
初詣はお伊勢詣りへ! その3 伊勢志摩スカイライン・朝熊山展望台で初日の出
初詣はお伊勢詣りへ! その4 パールロードで鳥羽・横山展望台の絶景を堪能
初詣はお伊勢詣りへ! その5 安乗崎&大王崎の初日の出と夕日

posted by シマウマ-クラブ at 18:35| 三重のおすすめ