2013年12月27日

初詣はお伊勢詣りへ! その2 夫婦岩からの初日の出と月の出

伊勢神宮は内宮、外宮が離れた場所にあるため、神宮の中心である内宮だけ参拝して帰る人も多いのですが、正しい参拝順は、まず外宮、次に内宮と回るのが習わし。

外宮に祀られる豊受大御神(とようけのおおみかみ)は衣食住の守り神なので、まずはセオリー通りに外宮から参拝したいもの。ただ初詣の場合は「参拝渋滞」あるので、温かい服装でおでかけを。参拝後はおかげ横丁で名物の伊勢うどんや赤福本店向かいの店舗で冬季限定の赤福ぜんざいなどを味わい、暖をとりましょう。

その前後に立ち寄りたいのが、二見浦の夫婦岩(めおといわ)。二見浦は、伊勢湾に注ぐ五十鈴川河口の三角州。伊勢神宮参拝のみそぎ場として、そして万葉の昔からの景勝地です。なかでも夫婦岩は夫婦円満・縁結びの象徴として、伊勢のシンボル的存在。

夫婦岩.jpg

ふたつの岩を繋ぐ注連縄は契りの縄といわれる夫婦岩。男岩(高さ9m)と女岩(高さ4m)は長さ35mの大注連縄で結ばれている

また夏至前後の3日間には、夫婦岩の岩と岩のちょうど中間から太陽が昇り、日の出の名所にもなっています。夫婦岩は二見興玉(ふたみおきたま)神社の神域にあたり、沖合700mの海中にあるご神体「興玉神石」の鳥居の役目を果たしているのです。ゆえに神社境内の本殿近くには、夫婦岩から登る日の出を拝む「日の出遙拝所」が用意されています。

ちなみに初日の出は、残念ながら海からは上がらず山裾から上がるのですが、それでも毎年境内で夜明けを待つ人でいっぱい。海上保安庁によると、2014年1月1日の日の出は、伊勢神宮・夫婦岩ともに6:59との予想ですが、山から登るのでこれ以降の時間となります。

初日の出をどこで迎えるかは悩むところですが、まずはみそぎの地・二見浦を訪れて夫婦岩で初日の出を拝み、外宮→内宮という手順が王道といえば王道。

また冬至の頃には岩の間から満月を望みますが、こちらは「夫婦岩からの月の出」と呼ばれ、とても神秘的。しかも初日の出ほどの人出がないため、ロマンチックな気分が味わえます。初日の出は内宮の宇治橋で、月の出は二見浦の夫婦岩でというのもアリ。

とにもかくにも、江戸時代には松尾芭蕉も『奥の細道』の帰りに、わざわざ旅の終点・岐阜大垣から二見浦・伊勢神宮へと足をのばしたほど。文人あこがれの場所に、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。(つづく)



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posted by シマウマ-クラブ at 14:04| 三重のおすすめ