2013年12月27日

初詣はお伊勢詣りへ! その3 伊勢志摩スカイライン・朝熊山展望台で初日の出

二見浦の夫婦岩→外宮内宮とめぐった後は、伊勢志摩スカイラインで朝熊山(あさまやま)に登ったり、パールロードで鳥羽、志摩の海岸ドライブへ。

まずは伊勢志摩スカイライン。伊勢神宮と鳥羽を結ぶ16.3kmの山岳ドライブウェイで、内宮を起点に朝熊山(あさまやま)を経て鳥羽駅近くまでの山岳地帯を通っています。

伊勢志摩スカイライン.jpg

伊勢志摩スカイラインは快適なワインディングロード。黒潮が流れる熊野灘は年間通じて気候も温暖で、空気の澄んだ冬場はほとんど霜も降りない避寒の地。晴れた日には200kmも離れた先の富士山を眺望し、そのチャンスも冬の快晴の日なら高確率!


しかしなぜ海岸沿いでなく、山を越えるのかといえば、伊勢志摩国立公園の最高峰・朝熊山(標高555m)があるから。朝熊山の山頂一帯は伊勢神宮宮域林となっていますが、これは神宮の奥宮的存在だから、というわけです。

山上には伊勢神宮の鬼門を守り、神宮の奥の院ともいわれる金剛證寺もあります。「お伊勢参れば朝熊をかけよ朝熊かけねば片参宮(かたまいり)」と伊勢音頭の一節に歌われた存在で、江戸時代の「おかげ参り」にも、必ず朝熊山登山が含まれていました。

この「あさま」とはアイヌ語に由来する言葉で、日が出て光り輝く神を意味とか。そのため古来、朝熊山は御来光遙拝所として知られ、現在でも初日の出の人気スポット。最近では「パワースポットの中のパワースポット」としても人気を集めています。

山頂展望台からは志摩、渥美、知多半島を眺望。冬場、とくに快晴の日ならば、富士山や雪の積もった日本アルプス、木曽御岳までもが指呼のうち。展望台の突端標高500mの場所には「展望足湯」も設けられ、海を見下ろしながら足を湯につけることができます。

伊勢志摩スカイライン2.jpg

展望台には一周15分ほどの「さんぽ道」も用意されています。また山頂周辺のウォーキングコースは、全長4kmのエコウォーキングコース。金剛證寺駐車場に車を入れ、散策を楽しむことも可能です。

ちなみに2014年1月1日(祝日)には、日の出の時刻に合わせた朝7:00から山頂展望台の売店前で、先着800名に特製の「初日の出汁」がふるまわれます。車利用でない方やパーク&バスライド利用の方は、臨時バス「初日の出バス」や参宮バスがある、三重交通の「伊勢新春初詣ダイヤ」利用が便利です(つづく)。




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posted by シマウマ-クラブ at 16:14| 三重のおすすめ