2014年02月13日

紀州路絶景ドライブ(8) 紀伊大島東端の奇観・海金剛

新宮参拝後は、海沿いを那智勝浦方面へ。中世、南方海上にあるとされた観音菩薩の浄土を目指して補陀落渡海(ふだらくとかい)が行なわれた那智の浜・補陀落山寺、那智山の表参道である大門坂、全山が霊山となった那智山の順にまわったら、熊野三山めぐりも終了。

雨の大門坂.jpg

雨の大門坂。本当は表参道を歩いて那智山まで行きたかったけれど、あまりの豪雨のため車で登頂。いや−、カメラが壊れるかと思った(¨;)

青岸渡寺から見た那智滝.jpg

那智山青岸渡寺から見た那智の大滝。熊野の自然崇拝の原点ともいえる

再び海辺に出て、熊野街道、かつての大辺路(おおへち)をシーサイドドライブ。本州最南端の町・串本に宿をとり、夜繰り出した寿司屋では、「よこわ」と呼ばれるマグロの幼魚のほか、ゾウリエビ(クツエビ)のお造りなど、地元の名物ばかり出して頂き大満足。




しかも翌日は前日までの雨がウソのような晴れ晴れ再びテンションupグッド(上向き矢印)まずは紀伊大島海金剛を目指します。島東端にあるこの海金剛は、海面から突き出た巨石、奇岩が点在。まるでピラミッドが海の上に並んでいるようです。

黒潮の影響で気候が温暖なため、至るところに亜熱帯の植物が生育。遊歩道にはヤブ椿の花が咲き乱れ、樫野埼灯台を望むスポットも。途中、ヤブをかき分ける箇所もありますが、野生のシカも見られ、なかなか楽しいハイキングでした。

紀伊大島海金剛.jpg

流紋岩が波に削られたものだが、朝鮮半島の名勝金剛山に似ていることから海金剛の名がある。修験の地・那智山とは一変し、冬でも南国ムードが漂っている




■旅のプロがすすめる関連記事
紀州路絶景ドライブ(1) 醤油のまち湯浅と醤油発祥の地・由良興国寺
紀州路絶景ドライブ(2) ジオパーク的な奇観に圧倒される白崎海岸
紀州路絶景ドライブ(3) 幻の高級魚クエにぞっこん!
紀州路絶景ドライブ(4) みなべ町の南部梅林と岩代大梅林が見頃!
紀州路絶景ドライブ(5) 日本最古の共同浴場・湯の峰温泉つぼ湯で湯垢離
紀州路絶景ドライブ(6) 冬季限定! 今しか入れない仙人風呂が出現
紀州路絶景ドライブ(7) 巨岩好きを魅了する神の磐座・ごとびき岩
紀州路絶景ドライブ(9) 樫野埼灯台とトルコの関係とは?
紀州路絶景ドライブ(10) 世にも不思議な奇岩列・橋杭岩
紀州路絶景ドライブ(11) 奇岩怪石が連続の古座川峡

posted by シマウマ-クラブ at 14:26| 和歌山のおすすめ