2014年03月11日
玉造温泉で神の湯につかり、玉作湯神社で縁結びの願かけを
昨日はホワイトデーは島根・八重垣神社へといいましたが、そのやや西、宍道湖畔にも縁結びの強い味方がいます。それが、玉造温泉から徒歩5分の「玉作湯神社」。
宍道湖に望む玉造温泉は、ご存じ「美肌の湯」。その歴史は古く、神代まで遡る名湯。大国主(おおくにぬし)とともに国作りをした医療、温泉の神・少彦名命(すくなびこなのみこと)が見出し、美肌の湯、万病を治すという伝承から、「神湯(かみのゆ)」とも称されたとか。
玉造という名も、近くの玉作山(現在の花仙山)で碧玉(青めのう)を産出、古代から当地で勾玉(まがたま)が作られていたから。三種の神器の一つ、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)も、ここで製造されたと伝わります。
麓には勾玉製造を物語る30棟もの工房跡が発掘、「出雲玉作跡」として国の史跡にも指定され、のちに出雲玉作史跡公園として整備。約2.8haもの広大な敷地では、復元された竪穴式住居や玉作の工房跡、めのう脈などが見られます。
玉作川(現在の玉湯川)の川辺に湯が湧いたという玉造温泉。神話の時代にまでさかのぼる古湯であり、勾玉はまさに当時の神宝、パワーストーンでもある。写真のまがたま橋のたもとには足湯もあり、夜には温泉街のライトアップも実施
清少納言の『枕草子』にも有馬、七栗の湯(榊原温泉/三重県)、出雲の玉造が三名泉として記されており、七栗の湯と玉造温泉はいずれも肌がすべすべになる美肌の湯。女性にはとくにありがたい温泉といえます。
泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で、美肌に効果あり。ちなみ島根県は「ニッポン美肌県グランプリ」において2年連続第1位!!
そんな玉造温泉で霊験あらたかな神湯に浸かったら、縁結びにゆかりが深い「玉作湯神社」へ。ここは創建時期は不明ながら、境内には「大己貴命 湯山主之大神」とかかげられた「願い石」があります。
湧水「真玉の泉」が流れる「願い石」。もとは出雲玉作の拠点となった玉作信仰からきている古社で、大己貴命(おおなむちのみこと、大国主神)と少彦名命は、のちに温泉の神様「湯神(ゆのかみ)」として勧請されたものとか
この「願い石」に社務所で授与される「叶い石」(600円)を重ねて願かけし、その叶い石を身につけれていれば、願いが叶うとも。
お守り代わりにもなる天然石の「叶い石」
もちろん、「願い石」に手を触れるだけでもいいのですが、そこに「叶い石」を重ねて願うことでその霊力が伝わり「叶い石」もパワーストーン化する、というわけですね。なるほどー。
2014年3月31日(月曜)まで玉造温泉では「姫神さまの湯めぐり」と称し、1人1000円で宿泊先の宿を含め、計6ヶ所の温泉が楽しめます。
この他1枚600円の「神湯めぐり手形」もあり、宿泊先のフロントで手形を購入すれば、15:00〜22:00(受付は21:30まで)の間、参加する宿の中から希望の宿を1つ選んで入浴できる仕組みとなっています(いずれも宿泊者限定)。
また松江市営バスでは、出雲大社、八重垣神社、松江城などを周遊する冬季限定(2013年3月31日まで)の「えんむすび号」(前日18:00まで要予約)も運行中。朝から1日乗車しても2000円だからレンタカーを借りるよりお得。
ちなみに2014年3月15日(土曜)に松江市玉湯体育館で行なわれる「第1回世界スリッパ卓球ダブルス選手権大会 in 玉造温泉」。実は当方、これの方がえらい気になるw
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posted by シマウマ-クラブ at 16:58| 島根のおすすめ