高尾山薬王院仁王門前に咲き誇るシダレザクラ
都内の桜も遅咲きのサトザクラ(おもに八重桜)以外もう終盤。しかし最後の望み、高尾山がある! ということで、足慣らしを兼ね高尾山へ。
まずは京王線高尾山口からケーブルカー乗り場へと向かう途中、美しいヤエベニシダレや八重の白いハナモモを発見。しかもしだれ系。残雪枝垂という名前のようですが、これはみごと。
初めて見た白いしだれのハナモモ、残雪枝垂
本日のルートは、全6コースある高尾山自然研究路のなかでも、いちばん手軽な1号路・表参道コース。高尾山薬王院を訪れるメインルートです。
高尾山頂までは3.8km、所要1時間30分(自然研究路のほかにヤマザクラが豊富な尾根道の稲荷山コースもあるが、ややきつめ)。
高尾山ケーブルカー乗り場手前の広場で右の1号路に入り、あとは舗装道をだらだら登ります。
9:38高尾山ケーブルカー山麓の清滝駅前広場。ソメイヨシノは満開から散り始め
1号路は広い舗装道なので、樹木が主かとあまり期待していなかったのですが、タチツボスミレをはじめ、さまざまスミレや見慣れた山野草がいっぱい。
ちなみに高尾周辺では、確認しやすいもので約40種のスミレがあるとか。実はこの時期の高尾はイモ洗い状態と思い込み、避けてたのでよく知らんのですが。
1号路は最初のうちはスギ・ヒノキ、やがてカシやブナ林が
ほかにもニリンソウやシャガなどが咲き始めており、もっとじっくり見たい気持ちもあったのですが、ぐっと我慢。
今回は高尾山〜一丁平〜城山までを予定しており、あくまで桜がメイン。のんびり野草を撮ってられんのです。で、焦って撮ったら肝心のタチツボスミレやニリンソウは、写真がボケボケで使えず(¨;)
1号路では、スミレ、クサイチゴ、シャガ、ゼンマイなどがそこここに
エコーリフト山上駅上のシダレザクラは遠目でよく見えなかったけど、枝ぶりがいいですね。これでちょうどコース3分の1を消化。
ケーブルカー高尾山頂駅から展望塔、霞台園地にかけては、ミツバツツジが最盛期。ヤマザクラもほぼ満開(4月12日現在)。
展望塔・霞台園地近くのヤマザクラ
展望塔・霞台園地近くのミツバツツジは薄紅色から濃いピンクまでさまざま
10:19霞台から新宿・横浜方面の眺め。その名の通り霞んでいるが、眼下の桜がきれい
ここから薬王院境内の浄心門を通り、最初の分岐で階段(男坂)でない右の巻き道(女坂)を登り切ると、薬王院山門前(四天王門)。
山門からお札授与所の間には、大天狗・小天狗像、願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)、六根石など、開運・厄除け、縁結び、金運に関するさまざまなものがあり、パワスポ感満載。カップルや家族連れで大にぎわい。タイ、香港の人も多かったなぁ。
境内では六根清浄大石車を親子でまわしていた。そんなに懺悔することがあるのか
10:40薬王院大本堂着。ここまでで出発からちょうど1時間10分。標準タイム通りです。でも速度はゆっくりめ、今回はコースも徹底して省エネ作戦で、緩やかなルートを取っているので疲れはありません。それにしても仁王門前のシダレザクラ(ベニシダレ)がきれいです。
薬王院仁王門前のシダレザクラは、少しつぼみもあるがほぼ満開
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