2014年02月20日

縁結びスイーツで出会い運上昇!? 出雲ぜんざい&ひかわご縁バーガー

うーん、のっけから酒飲みにはあるまじきタイトル。ちょっとこっぱずかしいところではありますが、島根の観光情報説明会で頂いたのがこちら、出雲ぜんざい

出雲ぜんざい.jpg

「縁結びスイーツ」として売り出し中の出雲ぜんざい。白玉餅のほか、そば粉の団子や焼き餅などが入ることも

なんでも出雲はぜんざい発祥の地ともいわれ、佐太神社によると「佐陀大社の神在祭の際、神前に供えた餅と小豆を一緒に煮て、再度供える“神在餅”(じんざいもち)が起源。その神在餅(=小豆雑煮)が訛って“ぜんざい”になった」のだとか。ほお。




諸説あり定かではないものの、小豆も餅(米)もその穀霊信仰から、神事の際の供物やハレの日の食事として用いられてきた長い歴史があります。小豆や餅、米に、厄災除け、五穀豊穣、開運招福の意味を象徴させ、最終的にみなで食したわけですね。

出雲がぜんざい発祥の地であるかはともかく、地元では「出雲ぜんざい学会」なるものを旗揚げし、出雲の名物として売り出しています。

出雲大社門前の神門通りにある「日本ぜんざい学会壱号店」の「出雲ぜんざい」は、めでたさを示す紅白の白玉団子が基本。小豆は地元産の大納言小豆と素材も本格派。

縁むすびぜんざい.jpg

「縁むすびぜんざい」の餅は焼き餅。「焼きもちを焼くほど仲がいい」ことにかけているらしいが、餅には奥出雲屈指の旨い米として評判の「仁多米」を使用。日本ぜんがい学会壱号店ではほかに、夏季限定の冷製ぜんざいなどぜんざいの種類も豊富


いま出雲・松江・安来で展開中の「縁結びスイーツ」のなかで、もひとつ興味をそそるのが、道の駅湯の川で販売中の「ひかわご縁バーガー」。キュートなハート型に目を奪われますが、実はこのバンズ、天然酵母と国産小麦で焼き上げたもの。

国産合い挽き肉を用いたパテ、野菜も地元斐川特産のタマネギやトマト、出西しょうがを使用するなど、見た目のかわいさとは裏腹に、中身もしっかり作り込まれていました!

しかしジンジャラーとしては、他のしょうがメニューも気になる……(とくにしょうがカレーとしょうがシャーベット)。この道の駅には足湯もあったりで、ドライブ途中の立ち寄り処としても最適。カレー男子にもおすすめです(^◇^;)

ひかわご縁バーガー.jpg

ソースまですべて手作りで、ここでしか育たないといわれる出西しょうも隠し味となっており100%無添加とか。こりゃ女子受けするわと思いきや、地産地消のしっかり者


もひとつおまけにパティスリー・キュイールのフルーティーな「松江縁結びマシュマロ」なんつーのも魅力的。なんでもホワイトデーにマシュマロでお返しすると「あんたのこと嫌い」などという俗説があるとか。は? 知らんかった(¨;)

んなわけないのでしょうが、それを信じ込んでいる女性にあげたら悩んじゃう鴨。しかしこのマシュマロなら、紅白でしかもご丁寧に「縁結び」のお札付き。これなら誤解する人はいないでしょうw




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posted by シマウマ-クラブ at 17:50| 取材班の発見

2014年02月19日

島根県のゆるきゃら「しまねっこ」に出会った〜。

先日「ご縁の国しまね」に関する観光情報説明会があったのですが、そこで島根県の観光キャラクター「しまねっこ」に遭遇。

しまねっこ.jpg

結構かわいい感じで女の子なのかと思いきや、性別不明だとか。先日のバレンタインデーには手作りチョコもいっぱい届いたらしいw


当方ゆるきゃらの名付け親には興味ありですが、ゆるきゃら自体にはさほど興味がなく(しつこいようですが、ふなっしーは別)。

でも実際会うとなかなかかわいいですね、しまねっこ晴れ頭にのっかっているのは社で、首には注連縄を締めているんだとか。さすがは島根、出雲大社押しw




スケジュールをチェックすると、今週の木曜から日曜にかけて(2月20・21・22・23日)は千葉のイオンモール幕張新都心に登場予定。なんでも三重県フェアらしいのですが、三重、奈良、島根3県連携で行なわれ、伊勢、奈良、島根のゆるきゃらが集結するようです(あの「せんとくん」もくるで)。

うわっ、伊勢のへんば餅も買えるのかー。これはちょっと行きたいゾ。

しまねっこ人形焼.jpg

みやげに頂いた「しまねっこ人形焼グッド(上向き矢印)4個入りで中身はすべてカスタード。定番のあんこがないのはなぜ? 黄色い猫だからか?


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posted by シマウマ-クラブ at 15:48| 取材班の発見

2014年01月29日

節分の豆まきとは?

かつて宮中で大晦日に行なわれていたという節分行事。なぜかといえば旧暦では年によりずれるものの立春を新年ととらえ、大晦日の晩に一年の厄払いや清めを行なう「追儺(ついな)」と呼ばれる儀式を行なう風習があったから。

煎り豆を自分の年よりひとつ多く食べるのは、その名残り。つまり年取りの意味があるわけです。

この「追儺」はもともと、大和の頃には中国から伝わっていたという古い祭祀。季節の変わり目=節分に出てくる悪鬼邪気や疫病を祓い、無病息災を祈るまつり。

別名「おにやらい(儺、鬼やらい)」とも呼ばれ、平安時代には朝廷に仕える陰陽師により盛大に執り行なわれていたとか。それが邪気を避けるため、一時的に方位除けを行なう「方違(かたたがえ)」などとも融合。

やがて中近世を通して社寺・民間にも広まり、小豆や五穀など穀霊信仰から霊力をもつといわれる豆をまくことで災厄や邪気、つまり鬼を追い払う、現在のような簡略化された厄除け祈願・招福行事へと変遷。

高尾山節分会.jpg

高尾山節分会2.jpg

高尾山薬王院の節分会追儺式ではお相撲さんやサブちゃんファミリーも参加


しかし当初穢れを祓うのに使われたのは、豆ではなく桃。古来中国では鬼が恐れるとされた桃の木を棒や剣、弓矢などに仕立てて悪鬼を退治したとか。ちなみに豆の霊力に関しても中国由来。日本ではその年の天候や作柄を占うのに米や豆が用いられる地方もあります。

その鬼自体も、元来日本でも神や霊魂とみなされていたようですが、陰陽道や仏教など神仏習合の過程で徐々に「見える化」。それが能の面や田楽のルーツとも。

また火を用いて豆を煎り、その煎り豆を食べることで神さまの力や福を体に取り込もうという意図も。節分前には「福豆」と称し一般にも販売されていますが、そう考えると無病息災、開運招福が謳われる「恵方巻」も似たようなもの!?(いやちょっと違うかw)

というわけで、ルーツは元旦を迎える大晦(おおつごもり)の夕べ、つまり除夜に行なわれた厄除け・清めの儀式「追儺(大儺)」で、本来節分とは別のもの。

ここから他の年越しや物忌み、日にちが近い立春前日の節分や農耕の行事風習とも融合しながら「鬼やらい(鬼追い)」、「豆まき(豆打ち)」の部分が残り、迎春、春祭りの行事として世俗化・定着していったのが現在の節分。




今でも春を迎える節目のひとつとして、さまざまに変化しながらその地方独特の節分が各地で脈々と息づいています。

京都の吉田神社平安神宮、奈良の興福寺、神戸の長田神社、千葉の成田山新勝寺、また奈良・薬師寺の「花会式」や大分・国東半島の長岩屋山天念寺の「修正鬼会」など、各々の縁起により古式にのっとった形で儀式を行なう社寺もあるので、時間があれば直接訪ねて違いを見比べてみるのも面白いかと。

成田山新勝寺.jpg

「特別追儺豆まき式」には境内が埋め尽くされる成田山新勝寺。今年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』からは、岡田准一、中谷美紀、桐谷美玲、速水もこみちなどが参加



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posted by シマウマ-クラブ at 15:27| 取材班の発見

2014年01月27日

パティスリーSATSUKIのスーパーメロンショートケーキと南伊豆町のさとう温泉メロン

南伊豆町のことを書いていてふと思い出しましたが、その中心地・下賀茂といえば、温泉旅館が点在する保養地。

そこの某旅館にかつてメロンウイスキーなるものがございまして、これがマスクメロンを半分に割り、そこに惜しげもなくウイスキーを注ぎ込み丸ごと頂くというなんとも贅沢な食べ物(飲み物?)でした。

その取材時に「さとう温泉メロン」という農家をご紹介頂き、そこに立ち寄ってご主人の佐藤晴史さんに色々とお話を聞かせて頂いた想い出があります。

ご存じない方は「温室メロン」の間違いではないのか? と思うでしょうが、佐藤さんはなんと敷地内に下賀茂温泉の自家源泉をもち、その温泉熱を利用した正真正銘の「温泉メロン」なのです。商店街には「メロン最中」を売っている店もありまして、まさにメロン三昧な1日でした。

そして時は流れ……。ある日、ホテルニューオータニ・パティスリーSATSUKIの「スーパーメロンショートケーキ」をおみやげに頂き、これがめちゃくちゃ素晴らしく、あまりのおいしさにびっくりだったんでございます(O_O)

スーパーメロンショートケーキ.jpg

パティスリーサツキのスーパーメロンショートケーキは至高の味わい


後日ホテル広報の方にお聞きしたら、糖度14度以上の南伊豆産最高級マスクメロンを使用しており、それが温泉熱で育てられたものとか。その時、一瞬にしてにコレは!! とひらめきました。だって、南伊豆の温泉メロンといえば今や1軒しかないですもん。

で、この中島眞介氏渾身のスーパーメロンショートケーキ、本当に本当においしいのですが(余談ですが「スーパーモンブラン」も悶絶するほどおいしい)、1ピース1575円(1日40個限定)なんざんす。1ホールではないですよ、1片ですよ。1個買うのにも清水の舞台ですw

ところがです。佐藤さんの直売所に行けば、大きさその他で変動はありますが、小さいものなら1個2000円ぐらいから買えるのです。丸々1個の温泉メロンが。まあ比較するほうがナンセンスなんてことはわかっているのですが……。

今は直売のみで一般には出回っていませんが、確か以前は某超有名フルーツ店にも卸していたはず。ゆえに品質は推して知るべし。ということで、メロン好きは下賀茂温泉へGo! とくに菜の花畑を見に行くなら、ぜひあわせてお訪ね下さい。

そうそう、その先までシーサイドドライブを楽しむのなら、南伊豆最南端の石廊崎や奥石廊のあいあい岬などは有名どころですが、途中意外と素通りしてしまいがちな大瀬あたりもかなり素敵。近くには伊勢えびやあわびの直売所、干物や花狩りが楽しめる店もあり、意外な穴場となっています。

大瀬漁港上人岩と日の出.jpg

南伊豆・大瀬から見た日の出。上人岩・蓑掛岩が林立する穴場の景勝地





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南伊豆町の「第16回みなみの桜と菜の花まつり」でひと足お先に春を感じる

posted by シマウマ-クラブ at 10:58| 取材班の発見

2013年12月24日

あっ、官兵衛!

2014年、1月5日スタートのNHK大河ドラマは『軍師 官兵衛』。

黒田家のルーツである滋賀県長浜市、官兵衛生誕の地・兵庫県姫路市、黒田家中興の地・岡山県備前長船(瀬戸内市長船町福岡)、官兵衛が大出世を遂げた大分県中津市、嫡男の長政が初代藩主となった福岡県など、ゆかりの地では、大河ドラマの放映に合わせ各種イベントが花盛り。当然関連キャラクターグッズも売り出し中。
四谷三丁目の交差点でみうらじゅんとすれ違ったことが人生最大の興奮なわりには、ゆるキャラにはあまり興味がない(ふなっしーは別)のですが、これは結構かわいい。

姫路かんべえくん.gif

姫路市の「かんべえくん」

ふくおか官兵衛くん.gif

しかし姫路市の「かんべえくん」にしても、福岡県の「ふくおか官兵衛くん」にしてもなんだか似ているのは気のせい? と思ったら、福岡も後から相当似ているのを気にして、姫路に仁義を切ってから採用されたようです。(ほかに西脇市の「へそのかんちゃん」、大分県中津市の「くろかんくん」なども)

まあ、官兵衛を象徴する朱塗りの合子形兜(ごうすなりかぶと)がかぶっちゃってますから。あれはお椀をひっくり返したような兜で、もともと色、形ともかなり奇抜。それだけでまず人目を引いてしまうデザインなので、仕方ないっちゃ仕方ないのかも。

ちなみに福岡県は、官兵衛最晩年の場面での登場が予想されるので、ロケ地の露出度としては少ないであろうと、一部に悲観的な話もあったようですが、如水(官兵衛)・長政父子を祀る西公園光雲(てるも)神社では、まだ放映前にもかかわらず参拝客はすでに去年の2倍とか。光雲=幸運・好運、また勝守りということで、受験生の合格祈願など、授与品もなかなか好調のようです。

受験生といえば、本場・太宰府天満宮はもちろんですが、福岡のど真ん中・天神にある水鏡天満宮も道真ゆかりで交通至便。水鏡天満宮の境内には、末社の恋木神社もあるので、カップルの初詣にもおすすめです!



posted by シマウマ-クラブ at 17:57| 取材班の発見

2013年12月11日

卸売市場の一般開放&市場グルメを堪能!

そろそろ年末の買い出しが気になる季節。

個人的に大好きな福岡の長浜鮮魚市場(福岡市中央卸売市場鮮魚市場)では、今年最後の市民感謝デーが2013年12月14日(土)の9:00〜12:00です、奥さん!

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福岡の「長浜鮮魚市場市民感謝デー」なら、九州各地の地魚が目白押し!

ちなみに全国各地の卸売市場でも、意外と一般開放があるんです。市民感謝デーとか市場開放日などと銘打って月1回、毎週1回行なわれているところもあります。

市場探検ツアーや、魚のさばき方教室とかマグロの解体ショーなんかも、やっているところが結構あります。しかし、大抵朝から午前中には終わってしまうので、市場に行く日は休日でも早起きは必須!

ほかにも、築地の場外市場を筆頭に、札幌の場外市場や二条市場金沢の近江町市場京都の錦市場大阪の黒門市場明石の魚の棚(うおんたな)、高知のひろめ市場など、まだまだ地方には市民の台所的な市場や商店街があります。最近ではショッピングモール的な建物に入った市場や「道の駅」も見逃せません。

また釧路の和商市場などは、市場内で買った魚介などを丼にのせてその場で味わう「勝手丼」も可能。市場併設の食堂だけでも利用できるので、なにかと忙しい季節ではありますが、買い物を兼ねてぜひ立ち寄りを。

明石魚の棚商店街.jpg

明石名物のたこ.jpg

明石・魚の棚といったら、タコははずせない



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年末年始の買い出しは、市場へGo!!
神奈川県三浦市の三崎年末さかな祭りビッグセールはかなりすごいゾ!!



posted by シマウマ-クラブ at 09:00| 取材班の発見

2013年10月29日

西日本随一、大山高原の紅葉が見頃!

「日本百名山」のひとつに数えられ、美しい山容から「伯耆富士」(ほうきふじ)、「出雲富士」とも呼ばれる霊峰・大山。神域として守られた自然ゆえ、標高700m〜1350mにかけて広がる1600haという広大なブナの森は、西日本最大といわれます。

大山町の大山寺や大神山神社の周辺は、すでにブナの森。ここで霊場の雰囲気とブナの紅葉を満喫したら、「紅葉の回廊」とも呼ばれる大山環状道路で、鍵掛峠へ。山腹をぐるりと一周するルートで、大山寺〜桝水高原〜鍵掛峠あたりが、コース中のハイライト。

最も有名な鍵掛峠(鳥取県道45号倉吉江府溝口線沿いの展望駐車公園、標高912m)の紅葉は、近年では11月上旬が見頃。峠からは大山南壁とブナの森が一望のもと。

2013年10月28日(月)現在、大山中腹の6合目(標高1300mぐらい)まで紅葉が降りてきているので、ドライブコースのピークは週末ぐらいだと思われますが、鍵掛峠の駐車場から眺める大山南壁はもう見頃。

鍵掛峠大山南壁の紅葉.jpg

鍵掛峠から眺める、ブナの森と大山南壁


また途中の桝水高原では、10月22日(火)〜11月12日(火)まで「大山天空リフト」も、荒天時以外は無休で運行。大山中腹の展望台まで約7分で上ることができ、恋人の聖地仕様のカップルシート、「恋人の聖地モニュメント」もあるので、デートには最適。

ちなみに、2013年10月20日(日)〜11月5日(火)には、大山町で『大山紅葉まつり』を開催、大山寺山門のライトアップなど、さまざまなイベントも実施。ただし、とくに紅葉のピークとなる週末は、江府町御机〜伯耆町桝水高原の間、渋滞が予想されるので注意を。


posted by シマウマ-クラブ at 14:58| 取材班の発見

2013年10月23日

白山スーパー林道の紅葉

富士山、立山とともに日本三霊山に数えられる白山(はくさん・2702m)の北肩を横断し、石川県白山市と岐阜県白川村(世界遺産の白川郷)を結ぶ、白山スーパー林道。有料林道(ゲート内途中でUターンの場合は、片道料金3150円でOK)ながら、石川県と岐阜県を直結する唯一のルートとなっています。

ここは、全区間33.3kmの大部分が人工物のない国立公園エリア。白山北側の厳しい自然を走り、11月10日〜翌6月と1年の半分近くが閉鎖されるほどですが、標高600m〜1450mの広葉樹林帯となっており、ナナカマドやウルシ、ブナなどが色づく、全線が紅葉の名所。

白山スーパー林道の紅葉.jpg


途中には、中宮レストハウス、白山自然保護センター中宮展示場、蛇谷園地、ふくべの大滝観瀑台、国見山展望台、延命水前広場、ふくべ上園地、 白山展望台、栂(とが)の木台、三方岩岳、白川郷展望台の駐車・休憩スポットが用意されています。

紅葉は標高によって異なり、もっとも高所に位置する標高1450mの三方岩岳駐車場では 10月上旬〜中旬が見頃。標高600mの白山自然保護センターでは例年10月下旬〜11月上旬が見頃。10月17日には白山に初冠雪もあり、現在は標高1400mの栂の木台駐車場、標高1350mの白山展望台あたりまで紅葉の見頃を迎えており、徐々に山を下ってきています。

今年は10月下旬が紅葉の見頃と予想される蛇谷園地駐車場(標高770m)では、ヤマモミジやカエデも色づき、遊歩道(往路は下り、帰路は登りとなる)を歩けば、日本の滝百選に選ばれた姥ヶ滝を眺める展望台と、滝を間近に眺める露天風呂「親谷の湯」があります。ここはまさに絶景の秘湯と秘瀑(ただし現在、源泉の自噴が止まっており、親谷の湯は利用不可)。同じ時期に見頃となる、かつては「幻の滝」だったという落差86mのふくべの大滝(標高900m)などもおすすめ。

なお9月〜11月は8:00〜17:00が通行可能(出口閉門は18:00)ですが、荒天による通行禁止もありうるので、最新の通行情報に注意を。


posted by シマウマ-クラブ at 09:00| 取材班の発見

2013年09月23日

豪華!太平洋フェリーで北海道へ(1)

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仙台港停泊中のフェリー「きそ」


北海道観光振興機構のデータによれば、2013年8月に北海道を訪れた旅行者のうち、フェリーの利用は17万5189人(対前年比103.3%)。飛行機に比べると数は少ないものの、マイカーを運ぶことのできる貴重な手段となっています。名鉄系の太平洋フェリーは、国内ナンバーワンの豪華フェリーとして有名で、名古屋〜仙台〜苫小牧をむすんでいます。大阪・名古屋方面なら名古屋港から、関東圏なら仙台港から乗船できます。
仙台港は19:40発(苫小牧港翌日11:00入港)、仙台港のチェックインは90分前まで、つまりは18:10には受付を済ませる必要があります。東京を少し早めに出かければ、松島は楽ラク観光できます時間帯です。取材班も乗船前に奥松島に寄り道、大高森展望台の取材を行ないました。2013年8月26日〜12月25日、2014年1月6日〜3月31日はもっともお得な「A期間」。「きそ」・「いしかり」の一等海側の客室(和室またはツインルーム)で1万6000円。エコノミーな2等なら8000円です。乗用車は5m未満が2万5500円になっています。



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「きそ」のエントランス


注目は乗船日の28日前までの予約・購入で最大半額となる「早割」。これを使えば2等はなんと4000円、一等海側の客室で9600円です。ホテルで1泊すると思えば、充分に元はとれるかと。自動車の航送も1万5300円。つまり、長い休みが取れた秋の北海道ドライブなら、フェリーがおすすめというわけなのです。

ちなみにフェリー「きそ」は、2005年〜2010年の「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー(フェリー部門)」受賞、新造船の「いしかり」が2011年〜2012年のルーズシップ・オブ・ザ・イヤー(フェリー部門)」を受賞しています(船旅専門誌『クルーズ』主催)。

船内の様子などは次回ご報告。

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仙台港フェリーターミナル


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仙台港でのチェックイン風景


◆取材協力/太平洋フェリー

posted by シマウマ-クラブ at 10:07| 取材班の発見

2013年04月17日

お花見情報(20) 岐阜県高山市一之宮町・大幢寺の臥龍桜が見頃

高山市一之宮町、神護山大幢寺(だいとうじ)境内に咲く樹齢1100年の臥龍桜。「日本十大桜」のひとつに数えられる飛騨随一の巨桜で、国指定の天然記念物。樹種はエドヒガンザクラで、幾度の枯死状態から復活したパワフルな桜は、近年パワースポットとしても人気とか。

大幢寺の開山は1539(天文8)年なので、臥龍桜は寺の創建よりはるかに歴史があるというわけです。この臥龍桜が、4月17日(水曜)現在で5分咲き。

現在一帯は臥龍公園として整備され、4月13日(土曜)からオープン。古木のためライトアップは行なわれませんが、「臥龍桜・桜まつり」期間中、公園内にぼんぼりを設置(18:00から20:30まで)。園内に約5店出店する屋台村(みたらしだんご、中華そば、焼き鳥、ビール、ジュースなど)を利用可能。

また桜に関する特産品としては、位山の水で仕込んだという、限定2000本販売の大吟醸『臥龍桜』、臥龍桜の切手やはがき、臥龍そばがあり楽しみ。ちなみに公園内は火気厳禁、禁煙で、ゴミも持ち帰りにも協力を。

飛騨一之宮の臥龍桜.jpg

日本を代表するエドヒガンザクラの大樹・臥龍桜。飛騨一宮水無神社の門前町である飛騨一之宮(高山市一之宮町)に春を告げるのが、樹形が龍の臥した姿に似ていることが名の由来という臥龍桜(国指定の天然記念物)だ。なお駐車場は、宮川河川敷駐車場、宮本駐車場、JR飛騨一ノ宮駅前駐車場などを利用のこと。飛騨一ノ宮駅前にはコヒガンザクラの桜並木もある


ドライブプランは、御母衣ダム湖の湖畔に咲く荘川桜を起点に、一之宮地区の臥龍桜、下呂の苗代桜と、飛騨地方の巨桜を巡るプランですが、実はこの高山市、とっても広いのです。日本最大の面積を誇り、香川県や大阪府よりも大きいというのだから驚き。

加えて、荘川桜の見頃は例年グリーンシーズンのGW頃。一方の臥龍桜は、今週末には見頃の予想。下呂市の苗代桜は4月8日に満開で、もう散り際。ということで、見頃を3ヶ所同時に捉えるのは難しい模様。

しかし下呂市もなんと南北に2800mもの標高差があるので、国道41号からも見られる、萩原町宮田にある賢誓寺のしだれ桜や、小坂町赤沼田にあり、花桃もきれいな吉原の桜(立石の桜)など、まだ一本桜が楽しめる名所が残っています。今週末に臥龍桜を訪れるなら、今後の状況次第ですが、下呂で見られる桜の名所とハシゴするプランがおすすめです。


posted by シマウマ-クラブ at 09:46| 取材班の発見