富士の山頂に太陽が沈んだり、その逆に富士山頂から太陽が出るのを眺めるのが、ひとつ前の記事でも紹介した、本栖湖南岸・竜ヶ岳山頂から見た「ダイヤモンド富士」。
近年ブームになりつつあったところ、富士山が世界遺産になったのをきっかけに、さらに注目度を増しています。
季節によっては東京都心からもダイヤモンド富士を眺めることはできますが、少し遠いのが難点。富士山麓で、できれば湖越しにこれを眺めれば感動もひとしおです。
富士五湖の西端、本栖湖から眺めた「ダブルダイヤモンド富士」。コンディションがよければ、ご覧のような神々しい姿が見られる
地元の観光協会によれば「とくに冬場なら、湖面にダイヤモンド富士が映る『逆さ富士のダイヤモンド富士バージョン』も期待できます」とのこと。これを「ダブルダイヤモンド富士」として宣伝しています。
「ダイヤモンド富士」を眺めることができるシーズンは、山中湖・忍野村周辺で10月中旬〜2月末の日没、本栖湖周辺で12月上旬〜1月上旬の日の出(竜ヶ岳山頂では元旦/本栖キャンプ場駐車場から徒歩約2時間)、朝霧高原の田貫湖で4月20日前後と、8月20日前後の日の出時間となります。
ただし厳冬期の日の出観賞となるので、十分な防寒対策を。
山中湖からのダイヤモンド富士。この日は風がありダブルダイヤモンドとはならず
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本栖湖南岸・竜ヶ岳の「ダイヤモンド富士」で初日の出!
2013年12月04日
本栖湖&山中湖からの「ダブルダイヤモンド富士」で初日の出!
posted by シマウマ-クラブ at 06:00| 山梨のおすすめ
2013年12月03日
本栖湖南岸・竜ヶ岳の「ダイヤモンド富士」で初日の出!
ちょっと気が早いのですが、富士山の眺望が美しい初日の出スポットをご紹介。
富士山から北西へと伸びるライン上にある場所は、冬至から1月上旬頃の間は、富士山の山頂からの日の出を拝むことができる場所。これを「ダイヤモンド富士」と呼んでいます。
位置関係でいえば日本第2の高峰、南アルプスの北岳(3192m)あたりも候補地ですが、これは冬山登山のエキスパートだけに許される世界。富士五湖のひとつ本栖湖南岸にそびえる竜ヶ岳(1485m)は、中腹の展望台や山頂で富士山頂から太陽が昇る「ダイヤモンド富士」を眺める絶景ポイントなのです。
本栖湖畔にある登山口(「本栖湖青少年スポーツセンター」近くに登山口がある)からは、徒歩50分で中腹の石仏近くにある休憩所兼展望台。さらに山頂までは1時間20分。
元旦の日の出は、山頂で7:40頃なので(富士が近くて巨大なため、かなり遅くに日の出となる)、早朝登り始めても充分に間に合う時間。晴れていれば、南アルプスや八ヶ岳まで展望できます。
この竜ヶ岳は「山梨百名山」のひとつ。スズタケが覆う山として知られ、過去の登山ガイド書には「上級向き」と記されているものも多かったのですが、近年山梨県が「森林文化の森」として登山道や休憩舎を整備したため、雪さえ無ければ比較的簡単に山頂に立つことができます。
ただし元旦は混むから避けたい、あるいは天気が良い日を狙いたいという人は、1月9日までが「ダイヤモンド富士」のチャンスなので、じっくりと作戦を練りたいところ。問い合わせは、富士河口湖町観光課(TEL0555-72-3168)。
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車の場合は本栖湖の南岸、「本栖湖キャンプ場」または「本栖湖青少年スポーツセンター」を目指して走るのがわかりやすい。駐車場は本栖湖キャンプ場(200台、無料)を利用のこと。また冬期の早朝は気温低下の恐れもあるので、手袋やカイロなどの寒さ対策やヘッドライトなど十分な装備を。
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本栖湖&山中湖からの「ダブルダイヤモンド富士」で初日の出!
富士山から北西へと伸びるライン上にある場所は、冬至から1月上旬頃の間は、富士山の山頂からの日の出を拝むことができる場所。これを「ダイヤモンド富士」と呼んでいます。
位置関係でいえば日本第2の高峰、南アルプスの北岳(3192m)あたりも候補地ですが、これは冬山登山のエキスパートだけに許される世界。富士五湖のひとつ本栖湖南岸にそびえる竜ヶ岳(1485m)は、中腹の展望台や山頂で富士山頂から太陽が昇る「ダイヤモンド富士」を眺める絶景ポイントなのです。
まるで太陽がダイヤモンドの煌めきになる、竜ヶ岳山頂からのダイヤモンド富士
本栖湖畔にある登山口(「本栖湖青少年スポーツセンター」近くに登山口がある)からは、徒歩50分で中腹の石仏近くにある休憩所兼展望台。さらに山頂までは1時間20分。
元旦の日の出は、山頂で7:40頃なので(富士が近くて巨大なため、かなり遅くに日の出となる)、早朝登り始めても充分に間に合う時間。晴れていれば、南アルプスや八ヶ岳まで展望できます。
この竜ヶ岳は「山梨百名山」のひとつ。スズタケが覆う山として知られ、過去の登山ガイド書には「上級向き」と記されているものも多かったのですが、近年山梨県が「森林文化の森」として登山道や休憩舎を整備したため、雪さえ無ければ比較的簡単に山頂に立つことができます。
ただし元旦は混むから避けたい、あるいは天気が良い日を狙いたいという人は、1月9日までが「ダイヤモンド富士」のチャンスなので、じっくりと作戦を練りたいところ。問い合わせは、富士河口湖町観光課(TEL0555-72-3168)。
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車の場合は本栖湖の南岸、「本栖湖キャンプ場」または「本栖湖青少年スポーツセンター」を目指して走るのがわかりやすい。駐車場は本栖湖キャンプ場(200台、無料)を利用のこと。また冬期の早朝は気温低下の恐れもあるので、手袋やカイロなどの寒さ対策やヘッドライトなど十分な装備を。
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posted by シマウマ-クラブ at 08:34| 山梨のおすすめ
2013年11月12日
シャトレーゼの樽出し生ワインはエコでお得!
もはや風物詩となった感がある「山梨ヌーヴォー」の解禁。今年は11月2、3に行なわれた日比谷公園のイベントや先週末のワインツーリズムにも行けなかったのですが、まだ今週の土日、11月16・17日に開催される山梨小瀬スポーツ公園の「山梨ヌーボーまつり2013」が残されていますので、ご興味があればこの週末はぜひ甲府へ。
で、それにも行けそうもないので近所のシャトレーゼへ。ん? シュークリームで有名なシャトレーゼで、なぜ山梨ヌーボー? とお思いのあなた。実はココ、お菓子だけでなくワイン醸造にも力を入れており、本社は甲府ですが、甲斐双葉や甲州勝沼にもワイナリーをもっているのです。
しかもそのワイン、業界のなかでも実力派。2000年に始めたというのにめきめきと頭角を現し、国産ワインコンクールなどでも数々の受賞歴を誇っているのです。ちょっとびっくり。
なかでも勝沼甲州シュールリーや勝沼甲州樽発酵など、まさに地元山梨特産の甲州種を使った手頃なワインには定評があり、一度双葉のシャトレーゼベルフォーレワイナリーかシャトレーゼ勝沼ワイナリーの見学に行ってみたいなと思っていたところ。
そしたらたまたま全国にあるシャトレーゼの店舗でも、一部でこのテーブルワインを取り扱っていることを知り、入ってみたらとてもリーズナブル。なんと店内にある樽から直接ワインを注ぐ「樽出し生ワイン」に「通い瓶」なるものがあり、初回にボトル代150円を払えば、次回からボトル持ち込みで1本720円で生詰めしてくれるのです。こりゃエコだし何よりお得!
山梨県産の甲州種を使った樽出し生ワイン甲州は、フレッシュな辛口の白。これは新酒なのでがぶ飲み用。店内では試飲も可能で、赤のカベルネも飲みやすかった
非加熱処理なので、かつてはワイナリーでしか味わえなかった樽出しワインをご家庭でも気軽に、ってワケです。イタリアなどワインの産地ではポリタンク持参で醸造所のタンクから直接ドボドボ、なんていうのは当たり前の世界ですが、日本で、しかもワインの産地でもないところでの量り売りは画期的。
2013年11月8日(金)から11月28日(木)まで「山梨ヌーヴォー・甲州 樽出し生ワインワインフェア」も開催中(フェアの実施期間は店舗により異なる)。数量限定80本の「山梨ヌーヴォー樽出し生ワイン 甲州(白)」をはじめ、シャルドネ(白)、カベルネ・ソーヴィニヨン(赤)など、赤、白の計3種から選択可能。
またお菓子屋さんだけに、この山梨ヌーヴォー樽出し生ワインを使ったワインゼリーやジェラート、赤ワインようかんや赤ワインパンなどもあり、ちょっと心が動かされたものの、最近やけに熊本づいているのと栗好きなことから「熊本県産和栗のモンブラン」をチョイス。そしたらたまたまこの店舗だけなのか、生チョコレートとマドレーヌまでサービスしてくれました。ちなみに期間中は、ラスク1袋プレゼントなどがあるようです。
個人的にはちょっと甘めに感じた熊本産和栗モンブラン。熊本県は和栗の産地でもあるんですね。知らんかったー。しかしこの時期、すやの栗きんとんも恋しいナ……
より大きな地図で 勝沼ぶどう郷ワイナリー巡り を表示
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勝沼のブティックワイナリー巡り その4 ルミエールワイナリー(笛吹市)
勝沼のブティックワイナリー巡り その5 甲州市勝沼ぶどうの丘
勝沼のブティックワイナリー巡り その6 奥野田葡萄酒醸造・甲斐ワイナリー(塩山)
勝沼ブティックワイナリー巡り 番外編1 甲斐善光寺・ほうとう小作甲府駅前店
勝沼ブティックワイナリー巡り 番外編2 黒蜜庵・桔梗信玄生プリン
で、それにも行けそうもないので近所のシャトレーゼへ。ん? シュークリームで有名なシャトレーゼで、なぜ山梨ヌーボー? とお思いのあなた。実はココ、お菓子だけでなくワイン醸造にも力を入れており、本社は甲府ですが、甲斐双葉や甲州勝沼にもワイナリーをもっているのです。
しかもそのワイン、業界のなかでも実力派。2000年に始めたというのにめきめきと頭角を現し、国産ワインコンクールなどでも数々の受賞歴を誇っているのです。ちょっとびっくり。
なかでも勝沼甲州シュールリーや勝沼甲州樽発酵など、まさに地元山梨特産の甲州種を使った手頃なワインには定評があり、一度双葉のシャトレーゼベルフォーレワイナリーかシャトレーゼ勝沼ワイナリーの見学に行ってみたいなと思っていたところ。
そしたらたまたま全国にあるシャトレーゼの店舗でも、一部でこのテーブルワインを取り扱っていることを知り、入ってみたらとてもリーズナブル。なんと店内にある樽から直接ワインを注ぐ「樽出し生ワイン」に「通い瓶」なるものがあり、初回にボトル代150円を払えば、次回からボトル持ち込みで1本720円で生詰めしてくれるのです。こりゃエコだし何よりお得!
山梨県産の甲州種を使った樽出し生ワイン甲州は、フレッシュな辛口の白。これは新酒なのでがぶ飲み用。店内では試飲も可能で、赤のカベルネも飲みやすかった
非加熱処理なので、かつてはワイナリーでしか味わえなかった樽出しワインをご家庭でも気軽に、ってワケです。イタリアなどワインの産地ではポリタンク持参で醸造所のタンクから直接ドボドボ、なんていうのは当たり前の世界ですが、日本で、しかもワインの産地でもないところでの量り売りは画期的。
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2013年11月07日
「河口湖もみじ回廊」の紅葉が見頃!
河口湖の北岸は富士を眺める一等地。それは、風がない晴れた日なら「逆さ富士」も楽しめるから。富士を撮るカメラマンの間では、昔から紅葉の素晴らしさについても定評があったものの、紅葉狩りのドライブ先として注目されるようになったのは最近のこと。
河口湖北岸を走る県道21号(河口湖精進線)は、湖北ビューラインの愛称があります。ビューとは当然、富士山のビュー(眺望)。河口湖北岸の河口、大石には富士を眺める絶景の地が随所にあり、紅葉ドライブには最適。
桜の名所としても名高く、河口湖東岸にあり、逆さ富士が映り込む産屋ヶ崎(うぶやがさき)も紅葉の名所。大石地区には「もみじトンネル」、さらに河口地区には60本の巨木もみじの「もみじ回廊」や約1.5kmのもみじ並木の「もみじ街道」もあります。
その河口湖のモミジは、例年10月下旬に色づきはじめ、11月中旬頃が見頃。2013年11月5日現在で4、5分程度の色づきと、今週末または来週あたりから見頃となる模様。また恒例となった『富士河口湖紅葉まつり』は、2013年11月1日(金)〜11月30日(土)に開催。
幻想的な河口湖もみじ回廊のライトアップ
「河口湖畔もみじ回廊」(河口湖美術館通り)をメイン会場に、湖畔に富士山・紅葉散策路を用意、風情あふれる趣向を凝らして湖周辺の紅葉を演出しています。とくに「紅葉回廊」のライトアップ(日没〜22:00)は絶景のひとこと。
これは大正時代に、モミジを住民の手で植えたことに始まるもの。今ではその梨川のモミジが見事な回廊に育っているわけです。また会場内では物販もありにぎやか(9:00〜21:00)。
なお期間中の11月24日(日)には、「第2回富士山マラソン」が開催され、河口湖・西湖湖畔周辺道路が交通規制が行なわれるため、車の通行が出来なくなるので注意を。
※駐車場はイベント期間のみの臨時駐車場を利用
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河口湖北岸を走る県道21号(河口湖精進線)は、湖北ビューラインの愛称があります。ビューとは当然、富士山のビュー(眺望)。河口湖北岸の河口、大石には富士を眺める絶景の地が随所にあり、紅葉ドライブには最適。
桜の名所としても名高く、河口湖東岸にあり、逆さ富士が映り込む産屋ヶ崎(うぶやがさき)も紅葉の名所。大石地区には「もみじトンネル」、さらに河口地区には60本の巨木もみじの「もみじ回廊」や約1.5kmのもみじ並木の「もみじ街道」もあります。
その河口湖のモミジは、例年10月下旬に色づきはじめ、11月中旬頃が見頃。2013年11月5日現在で4、5分程度の色づきと、今週末または来週あたりから見頃となる模様。また恒例となった『富士河口湖紅葉まつり』は、2013年11月1日(金)〜11月30日(土)に開催。
幻想的な河口湖もみじ回廊のライトアップ
「河口湖畔もみじ回廊」(河口湖美術館通り)をメイン会場に、湖畔に富士山・紅葉散策路を用意、風情あふれる趣向を凝らして湖周辺の紅葉を演出しています。とくに「紅葉回廊」のライトアップ(日没〜22:00)は絶景のひとこと。
これは大正時代に、モミジを住民の手で植えたことに始まるもの。今ではその梨川のモミジが見事な回廊に育っているわけです。また会場内では物販もありにぎやか(9:00〜21:00)。
なお期間中の11月24日(日)には、「第2回富士山マラソン」が開催され、河口湖・西湖湖畔周辺道路が交通規制が行なわれるため、車の通行が出来なくなるので注意を。
※駐車場はイベント期間のみの臨時駐車場を利用
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posted by シマウマ-クラブ at 17:07| 山梨のおすすめ
2013年04月05日
お花見情報(11) 山梨・小淵沢高原の神田のオオイトザクラ&清春芸術村のソメイヨシノが見頃
いやはや、もう笑うしかない猛スピードで、北杜市小淵沢の神田(しんでん)のオオイトザクラが満開。だって、昨日はまだ見頃には早いかなと思っていたんですから。恐ろしいスピードです。ですが、明日は春の嵐が来るとの予報。見頃を早く迎えすぎたのがあだにならなければよいが……と危惧しております。
八ヶ岳の南麓・小淵沢高原の標高830mに咲く、神田のオオイトザクラ。エドヒガンザクラの変種で、樹齢は400年ほど
で、もしも明日雨が降り出す前の午前中だけ小淵沢高原に向かうという方は、なんだか朝令暮改みたいで恐縮ですが、神田のオオイトザクラ→清春芸術村と巡った後、もしも時間が許せば「日本三大桜」のひとつ、北杜市武川町にある実相寺の「山高神代桜」にも近い、同じ武川町にある「眞原の桜並木」にもぜひ寄ってみて下さい(ちなみに山高神代桜は4月5日金曜現在、散り始め)。
南アルプス甲斐駒ヶ岳の山麓に位置するこの眞原(さねはら)は、戦後に開拓された場所。その開拓地らしい風景のなかに、全長750mに渡る桜のトンネルがあり、約200本ものソメイヨシノが咲き誇ります。この「眞原の桜並木」も、4月5日金曜現在、ほぼ満開に近い状態とのこと。一帯はとても素朴な雰囲気で、まさにアルプスの村そのものといったイメージです。
それにしてもいきなり高原の桜も満開ラッシュだ。ひえー。
JR中央本線の長坂駅近くにある清春芸術村。南アルプス甲斐駒ヶ岳を眼前に仰ぐ、アルプス山麓の美術館。その敷地に建つレンガ造り、16角形の不思議な建物がアトリエ「ラ・リューシュ」。建物自体も素敵だが、ラ・リューシュを取り囲むように30本のソメイヨシノが咲き誇り、被写体に絶好。
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お花見情報(7) 山梨・実相寺の山高神代桜が満開
桃の花情報(2) 山梨県韮崎市・新府桃源郷&南アルプス市桃源郷
八ヶ岳の南麓・小淵沢高原の標高830mに咲く、神田のオオイトザクラ。エドヒガンザクラの変種で、樹齢は400年ほど
で、もしも明日雨が降り出す前の午前中だけ小淵沢高原に向かうという方は、なんだか朝令暮改みたいで恐縮ですが、神田のオオイトザクラ→清春芸術村と巡った後、もしも時間が許せば「日本三大桜」のひとつ、北杜市武川町にある実相寺の「山高神代桜」にも近い、同じ武川町にある「眞原の桜並木」にもぜひ寄ってみて下さい(ちなみに山高神代桜は4月5日金曜現在、散り始め)。
南アルプス甲斐駒ヶ岳の山麓に位置するこの眞原(さねはら)は、戦後に開拓された場所。その開拓地らしい風景のなかに、全長750mに渡る桜のトンネルがあり、約200本ものソメイヨシノが咲き誇ります。この「眞原の桜並木」も、4月5日金曜現在、ほぼ満開に近い状態とのこと。一帯はとても素朴な雰囲気で、まさにアルプスの村そのものといったイメージです。
それにしてもいきなり高原の桜も満開ラッシュだ。ひえー。
JR中央本線の長坂駅近くにある清春芸術村。南アルプス甲斐駒ヶ岳を眼前に仰ぐ、アルプス山麓の美術館。その敷地に建つレンガ造り、16角形の不思議な建物がアトリエ「ラ・リューシュ」。建物自体も素敵だが、ラ・リューシュを取り囲むように30本のソメイヨシノが咲き誇り、被写体に絶好。
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お花見情報(7) 山梨・実相寺の山高神代桜が満開
桃の花情報(2) 山梨県韮崎市・新府桃源郷&南アルプス市桃源郷
posted by シマウマ-クラブ at 19:00| 山梨のおすすめ
桃の花情報(2) 山梨県韮崎市・新府桃源郷&南アルプス市桃源郷
桃の花見情報の第2弾。お花見情報(5) 山梨・身延山久遠寺のしだれ桜&王仁塚の桜では、南アルプス市桃源郷はスモモの花が咲いた程度としていたものが、4月1日(月曜)現在でもう満開。地元農家も摘花作業で悲鳴を上げるほど、開花スピードが急加速したようです。現地によれば、桃の花は今週いっぱいで、土日の荒天次第では散る可能性大とのこと。
富士山を望む南アルプス市桃源郷。白根地区西野やハッピーパーク周辺で、桃畑と富士山という構図が得られる
一方、韮崎市の新府桃源郷は、笛吹市の一宮・御坂周辺の桃源郷に比べればまだまだ知名度は低いのですが、ベテラン編集Sも「富士山、南アルプス、八ヶ岳という雄大な景色を目の当たりにし、ここは素敵」と太鼓判。実は4月5日(金曜)現在4、5分咲きで、見頃というにはフライング気味ですが、今後の気温上昇で開花が進むとの期待値を込めて、週末にじっくりプランを練るためにもご紹介(^_^;
神田の大イトザクラ、清春芸術村の桜、山高神代桜、王仁(わに)塚の桜は、後者2ヶ所は現在散り始めから葉桜。神田の大イトザクラ(4月5日金曜で満開)、清春芸術村(4月4日木曜で7分咲き)の2ヶ所はともに高原に位置するため、これからが本番。
今週末から来週初めにかけて南アルプスを目指すなら、明日以降の状況次第ですが、まずは小淵沢高原に咲く「神田の大イトザクラ」を眺めた後、南アルプス甲斐駒ヶ岳を眼前に仰ぐ長坂の「清春芸術村」に移動。清春芸術村にはレストランもあるので、ここでのんびりと昼食休憩を取った後、国道20号を南アルプスの山麓沿いに南下し、韮崎の新府桃源郷→南アルプス市桃源郷、または新府桃源郷から国道20号を東の甲府・勝沼方面に向かい、笛吹市の一宮・御坂周辺で桃源郷のハシゴというプランはいかがでしょうか。
ただし一宮・御坂の桃源郷は週末にはかなりの混雑が予想されるため、ここを加える場合は、余裕をもったプランが必要です。
八ヶ岳を望む韮崎の新府桃源郷。観光的にはまだ穴場的存在だが、今後注目の桃見スポット
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お花見情報(5) 山梨・身延山久遠寺のしだれ桜&王仁塚の桜
お花見情報(7) 山梨・実相寺の山高神代桜が満開
桃の花情報(1) 山梨県笛吹市御坂・一宮周辺の桃源郷が見頃
富士山を望む南アルプス市桃源郷。白根地区西野やハッピーパーク周辺で、桃畑と富士山という構図が得られる
一方、韮崎市の新府桃源郷は、笛吹市の一宮・御坂周辺の桃源郷に比べればまだまだ知名度は低いのですが、ベテラン編集Sも「富士山、南アルプス、八ヶ岳という雄大な景色を目の当たりにし、ここは素敵」と太鼓判。実は4月5日(金曜)現在4、5分咲きで、見頃というにはフライング気味ですが、今後の気温上昇で開花が進むとの期待値を込めて、週末にじっくりプランを練るためにもご紹介(^_^;
神田の大イトザクラ、清春芸術村の桜、山高神代桜、王仁(わに)塚の桜は、後者2ヶ所は現在散り始めから葉桜。神田の大イトザクラ(4月5日金曜で満開)、清春芸術村(4月4日木曜で7分咲き)の2ヶ所はともに高原に位置するため、これからが本番。
今週末から来週初めにかけて南アルプスを目指すなら、明日以降の状況次第ですが、まずは小淵沢高原に咲く「神田の大イトザクラ」を眺めた後、南アルプス甲斐駒ヶ岳を眼前に仰ぐ長坂の「清春芸術村」に移動。清春芸術村にはレストランもあるので、ここでのんびりと昼食休憩を取った後、国道20号を南アルプスの山麓沿いに南下し、韮崎の新府桃源郷→南アルプス市桃源郷、または新府桃源郷から国道20号を東の甲府・勝沼方面に向かい、笛吹市の一宮・御坂周辺で桃源郷のハシゴというプランはいかがでしょうか。
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桃の花情報(1) 山梨県笛吹市御坂・一宮周辺の桃源郷が見頃
posted by シマウマ-クラブ at 09:27| 山梨のおすすめ
2013年04月01日
桃の花情報(1) 山梨県笛吹市御坂・一宮周辺の桃源郷が見頃
桜の花見もたけなわですが、せっかく桃の節句も近いので、桃の花見情報を。桃の花の名所といえば、全国生産量の3割以上を占めるという山梨県がダントツ。桃の花見とひなまつりの両立なら「えんざん桃源郷ひな飾りと桃の花まつり」のなかでも少し紹介しましたが、隣接する笛吹市には、石和、春日居、御坂、一宮、八代など、桃源郷が目白押し。
なかでもとくにおすすめなのが、御坂・一宮地区。御坂町はみさか桃源郷公園から花鳥山にかけて、一宮町は釈迦堂から花見台あたりが、南アルプスと甲府盆地を見下ろし眺望も抜群。扇状地で標高差により開花状況に1週間ほどのバラつきが出ますが、標高が低いところから咲き始めており、地元の人も異常な早さというくらい。標高の高い花見台はまだですが、今週末には見頃を迎えるところが多いと思われます。
ちなみに花鳥山の西に位置する八代地区も、眺望は良好。なかでも「甲州蚕影桜(こうしゅうこかげざくら)」で名高い八代ふるさと公園では4月1日(月曜)現在、桜は散り際で、桃の花は満開。急げば桜と桃の競演が楽しめます。
釈迦堂あたりから見た南アルプスと桃源郷
また4月1日(月曜)から21日(日曜)までは「笛吹市桃の花まつり2013」も開催。「川中島合戦戦国絵巻」など、市内各会場ごとに趣向を凝らしたイベントも行なわれます。
ただし休日は大混雑が予想され、駐車場スペースが少ない場所もあるので、可能であれば平日のドライブがおすすめです。その際、起伏に富んだコースもあるので、ハイキングも兼ねて足まわりはしっかりとした装備を。
ちなみに中央自動車道釈迦堂PAを挟んで北側の一宮町南野呂にある「ルミエールワイナリー」では、春らしい『ルミエールペティヤンロゼ2011』2400円もリリース。ワイナリー内のレストラン「ゼルゴバ」では、4月6日(土曜)、7日(日曜)各日限定30食の「ゼルコバお花見弁当」2500円も販売(4月4日木曜午前中まで受付)していますから、ちょっと贅沢な桃の花見にぴったりです。
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桃の花見とひなまつりの両立なら「えんざん桃源郷ひな飾りと桃の花まつり」
勝沼のブティックワイナリー巡り その4 ルミエールワイナリー(笛吹市)
なかでもとくにおすすめなのが、御坂・一宮地区。御坂町はみさか桃源郷公園から花鳥山にかけて、一宮町は釈迦堂から花見台あたりが、南アルプスと甲府盆地を見下ろし眺望も抜群。扇状地で標高差により開花状況に1週間ほどのバラつきが出ますが、標高が低いところから咲き始めており、地元の人も異常な早さというくらい。標高の高い花見台はまだですが、今週末には見頃を迎えるところが多いと思われます。
ちなみに花鳥山の西に位置する八代地区も、眺望は良好。なかでも「甲州蚕影桜(こうしゅうこかげざくら)」で名高い八代ふるさと公園では4月1日(月曜)現在、桜は散り際で、桃の花は満開。急げば桜と桃の競演が楽しめます。
釈迦堂あたりから見た南アルプスと桃源郷
また4月1日(月曜)から21日(日曜)までは「笛吹市桃の花まつり2013」も開催。「川中島合戦戦国絵巻」など、市内各会場ごとに趣向を凝らしたイベントも行なわれます。
ただし休日は大混雑が予想され、駐車場スペースが少ない場所もあるので、可能であれば平日のドライブがおすすめです。その際、起伏に富んだコースもあるので、ハイキングも兼ねて足まわりはしっかりとした装備を。
ちなみに中央自動車道釈迦堂PAを挟んで北側の一宮町南野呂にある「ルミエールワイナリー」では、春らしい『ルミエールペティヤンロゼ2011』2400円もリリース。ワイナリー内のレストラン「ゼルゴバ」では、4月6日(土曜)、7日(日曜)各日限定30食の「ゼルコバお花見弁当」2500円も販売(4月4日木曜午前中まで受付)していますから、ちょっと贅沢な桃の花見にぴったりです。
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桃の花見とひなまつりの両立なら「えんざん桃源郷ひな飾りと桃の花まつり」
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posted by シマウマ-クラブ at 14:58| 山梨のおすすめ
2013年03月28日
2013年03月25日
お花見情報(5) 山梨・身延山久遠寺のしだれ桜&王仁塚の桜
今年は全国的に桜の開花が早く、各地のさくらまつりが軒並み前倒し。桜の開花は水物なので、そこら辺は多少のりしろ多めでしょうが、それにしても10日も早い前倒しは、各地の観光協会でも予想外のはず。
そんな日程の大幅な見直しを迫られたのが、韮崎市にある「王仁塚(わにづか)の桜ライトアップ」。日本武尊の皇子・武田王(たけたのきみ)の墓という伝承もある王仁塚には、樹齢約320年のエドヒガンザクラの巨木があり、例年4月上旬が見頃。
それにあわせて夜間のライトアップも行なわれますが、2013年は日程を急遽変更し、3月26日(火曜)〜4月4日(火曜)の18:30〜20:30となりました。王仁塚の桜は3月22日(金曜)に開花し、現在は5分咲き程度。1週間ほどで満開になるということですから、今週後半には見頃を迎えそう。
フジテレビのドラマ『僕の生きる道』のロケで有名になった王仁(わに)塚の一本桜
また南アルプスの山麓沿いに南下すると、新府桃源郷そして南アルプス市桃源郷と桃源郷が連続。花の見頃は例年4月上旬〜4月中旬頃なので、うまくいけば桃の花と桜のお花見ドライブが楽しめるのですが、まだこれらの桃源郷ではスモモの花が咲いた程度。
桃の本格的な開花はその後なので、今年に限っていえば両者の競演は難しそう。しかしここは、残雪の富士山や南アルプスを眺めるだけでも気持ちの良いドライブルートです。
韮崎市中田町にある新府桃源郷。開花期にはごらんの通りだが、現在はまだつぼみの状態。2013年4月14日(日曜)には、「新府桃の花見会」も実施
さらに国道52号を南下し、日蓮宗総本山・身延山久遠寺へ。境内には、客殿前、報恩閣前と樹齢約400年の見事なしだれ桜があり、まさに今が見頃(場所により7・8分咲きから満開)。
ここからさらに南下すれば、南部町・原間のイトザクラもあり、こちらも3月25日(月曜)で満開。王仁塚の桜の見頃に照準を合わせると、上記2ヶ所のしだれ桜は散り際となるかもしれませんが、時間が許せば、ぜひ足をのばしてみて下さい。
ただし、久遠寺では観桜期間には交通規制が実施され(9:00〜16:00)、身延山への乗用車の乗り入れは不可となるので注意が必要。その場合には、身延町総合文化会館臨時駐車場から身延山(門前町)へシャトルバス(有料)が運転されます。
全国しだれ桜10選のひとつ、身延山久遠寺のしだれ桜。ちなみに本堂裏にある身延山ロープウェイに乗れば、身延山西谷の可憐なしだれ桜をロープウェイより一望にできる。あまり知られていない穴場の絶景ポイント
そんな日程の大幅な見直しを迫られたのが、韮崎市にある「王仁塚(わにづか)の桜ライトアップ」。日本武尊の皇子・武田王(たけたのきみ)の墓という伝承もある王仁塚には、樹齢約320年のエドヒガンザクラの巨木があり、例年4月上旬が見頃。
それにあわせて夜間のライトアップも行なわれますが、2013年は日程を急遽変更し、3月26日(火曜)〜4月4日(火曜)の18:30〜20:30となりました。王仁塚の桜は3月22日(金曜)に開花し、現在は5分咲き程度。1週間ほどで満開になるということですから、今週後半には見頃を迎えそう。
フジテレビのドラマ『僕の生きる道』のロケで有名になった王仁(わに)塚の一本桜
また南アルプスの山麓沿いに南下すると、新府桃源郷そして南アルプス市桃源郷と桃源郷が連続。花の見頃は例年4月上旬〜4月中旬頃なので、うまくいけば桃の花と桜のお花見ドライブが楽しめるのですが、まだこれらの桃源郷ではスモモの花が咲いた程度。
桃の本格的な開花はその後なので、今年に限っていえば両者の競演は難しそう。しかしここは、残雪の富士山や南アルプスを眺めるだけでも気持ちの良いドライブルートです。
韮崎市中田町にある新府桃源郷。開花期にはごらんの通りだが、現在はまだつぼみの状態。2013年4月14日(日曜)には、「新府桃の花見会」も実施
さらに国道52号を南下し、日蓮宗総本山・身延山久遠寺へ。境内には、客殿前、報恩閣前と樹齢約400年の見事なしだれ桜があり、まさに今が見頃(場所により7・8分咲きから満開)。
ここからさらに南下すれば、南部町・原間のイトザクラもあり、こちらも3月25日(月曜)で満開。王仁塚の桜の見頃に照準を合わせると、上記2ヶ所のしだれ桜は散り際となるかもしれませんが、時間が許せば、ぜひ足をのばしてみて下さい。
ただし、久遠寺では観桜期間には交通規制が実施され(9:00〜16:00)、身延山への乗用車の乗り入れは不可となるので注意が必要。その場合には、身延町総合文化会館臨時駐車場から身延山(門前町)へシャトルバス(有料)が運転されます。
全国しだれ桜10選のひとつ、身延山久遠寺のしだれ桜。ちなみに本堂裏にある身延山ロープウェイに乗れば、身延山西谷の可憐なしだれ桜をロープウェイより一望にできる。あまり知られていない穴場の絶景ポイント
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2013年03月01日
桃の花見とひなまつりの両立なら「えんざん桃源郷ひな飾りと桃の花まつり」
前回の記事でも書いたように、ひなまつりを旧暦で祝う土地でないと、なかなか「桃の節句=ひなまつり」という図式が成り立ちません。北陸・東北は旧暦で祝うところも多いのですが、それでは桃の開花が微妙に間に合わない。
しかし、それをみごとに両立させてくれるのが、「えんざん桃源郷ひな飾りと桃の花まつり」。2月11日(祝日)〜4月18日(木曜)までと、長期開催のイベントで、本来の桃の節句(旧暦の3月3日→2013年は4月12日)までカバー。JR中央本線塩山駅に近い重要文化財旧高野家住宅「甘草屋敷」をメインに、恵林寺境内にある「武田信玄公宝物館」、勝沼町の「宮光園」の3会場で、豪華絢爛なつるし飾りやひな壇を設置。甘草屋敷では期間中、毎週土曜10:00から15:00に、つるし飾りづくりの体験教室も実施され、親子で参加するのに最適。地元のみそおでんや特産品の販売も行なっています。
「えんざん桃源郷 ひな飾りと桃の花まつり」の主会場・甘草屋敷。江戸・明治・大正・昭和のひな人形を、塩山オリジナルのつるし飾りとともに展示
「えんざん桃源郷」の桃の見頃は、例年4月上旬〜中旬。4月上旬には、えんざん桃源郷にある慈雲寺のイトザクラも見頃となります。また塩山駅を起点とした9km(所要2時間30分)の散策路「一葉の里コース」が用意され、4月上旬〜中旬ならこのコースを歩くのが最適。2月〜3月なら塩山駅を起点に、甘草屋敷、向嶽寺、常泉寺、恵林寺・武田信玄公宝物館、放光寺、塩山ふれあいの森を巡る、11km(所要3時間15分)の散策路「信玄の里コース」を歩くのがおすすめです。
3月30日(土曜)には、「甘草屋敷のひな飾りと塩山北「まちなか」を散策」という、春のフットパス(小径歩き)も行なわれるので、こちらに参加して、専門のボランティアガイドから、地域の歴史・文化やひな飾りの説明を受けながら歩けば、より理解が深まるでしょう。
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posted by シマウマ-クラブ at 13:26| 山梨のおすすめ