実はお隣にある飯綱町の丹霞郷を訪れた際、花まつりの出店で出会ったご婦人が、ぜひ行ってみてと教えて下さったのが、ここ。とりあえず飯綱方面へ、という見切り発車で出かけたので土地勘もない。が、それでも熱心に説明して下さったので、ともかく行ってみるかと。
小布施橋の近くとおっしゃっていたので、まずはカーナビにセットし、出発!! そうしたら、ご覧の眺め。河川敷に広がる桃畑とりんご畑に感動しきりでしたが、この後もっとすごい花畑があったのでびっくり。いやー、地元情報恐るべし。途中にいい感じの店も見つけたし、ラッキー、ラッキー(つづく)
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お花見情報(22) 長野・素桜神社の神代桜&地蔵久保のオオヤマザクラが見頃
桃の花情報(5) 長野県飯綱町・丹霞郷&大原のりんご畑が見頃
2013年05月11日
百花繚乱の千曲川河川敷 (1) 果樹園の桃&りんごの花
posted by シマウマ-クラブ at 16:32| 長野のおすすめ
2013年05月10日
桃の花情報(5) 長野県飯綱町・丹霞郷&大原のりんご畑が見頃
ご好評につき、桃の花情報の第5弾! 実はこのブログでは、サクラよりも人気が高い桃の花。丹霞郷(たんかきょう)の桃の見頃はGW後半だったので、今週末ぎりぎり間に合うかどうかといったところですが、同じ飯綱町の倉井大原地区にりんごの花の景勝地もあり、ここは5月10日(金曜)現在5分咲きと、この週末が見頃。
長野県の北部・飯縄山東麓に位置する飯綱町は、地蔵久保のオオヤマザクラ(大山桜)をはじめ、袖之山のシダレザクラや曹源院のシダレザクラなど、一本桜の隠れた名所が目白押しで、飯綱東高原に広がる5haの「むれ水芭蕉園」のミズバショウやリュウキンカ、上赤塩のカタクリ群落など、春には里山一帯が花の楽園と化すエリア。
そして、上記の花たちとまさに入れ替わるように、桃やりんごの果樹の花が咲き誇るというわけです(ちなみに5月末からは、レンゲツツジやあじさいが開花)。なかでも平出地区にある丹霞郷は、晴れた日には飯縄山、戸隠連峰の高妻山、黒姫山など北信五岳を見渡す、約1500本、10haもの広大な桃畑。1933(昭和8)年、当地を訪れた洋画家の岡田三郎助らによって、薄紅色の桃の花が霞のようにたなびくさまからその名が付けられたとか。
長野・善光寺方面から通じる県道60号(旧北国街道の宿場町)にほど近い、平出地区にある丹霞郷。路傍にはオオイヌフグリやヒメオドリコソウなども咲いていた。例年花が見頃となる4月下旬から5月上旬には、仮設トイレも設置され、GWにはイベントも実施。しかし期間外は仮設トイレも撤収され、また一般の果樹園(桃、りんごを栽培)でもあるので、農作業の妨げにならないように観賞を
一方、国道18号と併行して走る広域農道の北信五岳道路・信濃ライン沿い、倉井大原地区にある通称「大原のりんご畑」も、晴れた日には雄大な北信五岳とリンゴの白い花とのコントラストが絶妙で、いかにもフォトジェニック。現在5分咲きなので、今後の天候次第ではありますが、週明けまで見頃は続きそう。2013年4月13日(土曜)から5月19日(日曜)までは、「いいづなまち花まつり」も実施され、期間中はイベントも開催。
また道路沿いにはさみず農産物直売所「さんちゃん」もあり、地元でとれた旬の野菜や山菜をはじめ、おやきやりんごパイなど、飯綱町特産の農畜産加工品を販売。今の時期は雪のなかで保存された「雪りんご」のみになりますが、もちろん秋にはとれたてのりんごも楽しみ。ドライブ途中の休憩スポットとして、ぜひ立ち寄りを。
飯縄山をはじめとする北信五岳を望む、倉井大原地区のりんご畑。主力品種はふじ、シナノスイート、秋映(あきばえ)、シナノゴールドなどで、りんごの花は、飯綱町の町花でもある。りんご畑は北信五岳道路沿いにあるので、花が終わっても大パノラマを眼前にした快適なドライブが楽しめる
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お花見情報(22) 長野・素桜神社の神代桜&地蔵久保のオオヤマザクラが見頃
長野県の北部・飯縄山東麓に位置する飯綱町は、地蔵久保のオオヤマザクラ(大山桜)をはじめ、袖之山のシダレザクラや曹源院のシダレザクラなど、一本桜の隠れた名所が目白押しで、飯綱東高原に広がる5haの「むれ水芭蕉園」のミズバショウやリュウキンカ、上赤塩のカタクリ群落など、春には里山一帯が花の楽園と化すエリア。
そして、上記の花たちとまさに入れ替わるように、桃やりんごの果樹の花が咲き誇るというわけです(ちなみに5月末からは、レンゲツツジやあじさいが開花)。なかでも平出地区にある丹霞郷は、晴れた日には飯縄山、戸隠連峰の高妻山、黒姫山など北信五岳を見渡す、約1500本、10haもの広大な桃畑。1933(昭和8)年、当地を訪れた洋画家の岡田三郎助らによって、薄紅色の桃の花が霞のようにたなびくさまからその名が付けられたとか。
長野・善光寺方面から通じる県道60号(旧北国街道の宿場町)にほど近い、平出地区にある丹霞郷。路傍にはオオイヌフグリやヒメオドリコソウなども咲いていた。例年花が見頃となる4月下旬から5月上旬には、仮設トイレも設置され、GWにはイベントも実施。しかし期間外は仮設トイレも撤収され、また一般の果樹園(桃、りんごを栽培)でもあるので、農作業の妨げにならないように観賞を
一方、国道18号と併行して走る広域農道の北信五岳道路・信濃ライン沿い、倉井大原地区にある通称「大原のりんご畑」も、晴れた日には雄大な北信五岳とリンゴの白い花とのコントラストが絶妙で、いかにもフォトジェニック。現在5分咲きなので、今後の天候次第ではありますが、週明けまで見頃は続きそう。2013年4月13日(土曜)から5月19日(日曜)までは、「いいづなまち花まつり」も実施され、期間中はイベントも開催。
また道路沿いにはさみず農産物直売所「さんちゃん」もあり、地元でとれた旬の野菜や山菜をはじめ、おやきやりんごパイなど、飯綱町特産の農畜産加工品を販売。今の時期は雪のなかで保存された「雪りんご」のみになりますが、もちろん秋にはとれたてのりんごも楽しみ。ドライブ途中の休憩スポットとして、ぜひ立ち寄りを。
飯縄山をはじめとする北信五岳を望む、倉井大原地区のりんご畑。主力品種はふじ、シナノスイート、秋映(あきばえ)、シナノゴールドなどで、りんごの花は、飯綱町の町花でもある。りんご畑は北信五岳道路沿いにあるので、花が終わっても大パノラマを眼前にした快適なドライブが楽しめる
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お花見情報(22) 長野・素桜神社の神代桜&地蔵久保のオオヤマザクラが見頃
posted by シマウマ-クラブ at 16:36| 長野のおすすめ
2013年04月20日
お花見情報(22) 長野・素桜神社の神代桜&地蔵久保のオオヤマザクラが見頃
長野市泉平地区の素桜神社境内に咲く、樹齢1200年というエドヒガン(アズマヒガン)の古樹が、素桜神社の神代桜。素戔嗚尊がこの地で休んだ際、持っていた桜の杖を池の畔に挿したものが成長したという、まさに神代の伝説が残る桜。素桜神社という名も、神々が各国に育てるよう命じた桜という意味の「素桜」とも、日本の桜の素(もと)だからともいわれています。
エドヒガンで国の天然記念物に指定されるのは、山梨県北斗市実相寺の「山高神代ザクラ」とここだけ。この素桜神社の神代桜が4月20日(土曜)現在、満開。県道76号(長野戸隠線)、あるいは戸隠バードラインから細い道をくねくねと走る必要があり、目的地の周辺に駐車場がないのが難点ですが、「日本十大桜」のひとつとして一度は訪れてみたい場所。
長野市・素桜神社の神代桜。推定樹齢は1200年、国の天然記念物に指定のエドヒガン(アズマヒガン)
そこから北東に車で30分ほど、県道37号(長野信濃線)の坂中トンネル近くにある、飯綱町・地蔵久保のオオヤマザクラ(大山桜)も、4月20日(土曜)現在で5分咲き。こちらは日露戦争の戦勝記念に市道(いちみち)に自生する、オオヤマザクラの若木を移植したもの。神代に比べれば、世代的にはまだまだ若者ですが、樹高20m、幹周り5mという巨木。濃い紅色の花が特徴的なヤマザクラです。
さらに同じ飯綱町内で、車で20分ほどの県道404号(栃原北郷信濃線)沿い、飯縄山の東麓に位置する飯綱東高原に「むれ水芭蕉園」があり、ここの41万株にもおよぶ水芭蕉が、現在7分咲き。黄色い可憐な花を咲かせるリュウキンカも10万株あり、現在5分咲きともうすぐ見頃。一周1kmの木道も整備されていますから、車は「いいづなリゾートスキー場」に入れ、歩いて山野草散策が楽しめます。
推定樹齢130年という、飯綱町・地蔵久保のオオヤマザクラ。長野県の天然記念物にも指定されている
エドヒガンで国の天然記念物に指定されるのは、山梨県北斗市実相寺の「山高神代ザクラ」とここだけ。この素桜神社の神代桜が4月20日(土曜)現在、満開。県道76号(長野戸隠線)、あるいは戸隠バードラインから細い道をくねくねと走る必要があり、目的地の周辺に駐車場がないのが難点ですが、「日本十大桜」のひとつとして一度は訪れてみたい場所。
長野市・素桜神社の神代桜。推定樹齢は1200年、国の天然記念物に指定のエドヒガン(アズマヒガン)
そこから北東に車で30分ほど、県道37号(長野信濃線)の坂中トンネル近くにある、飯綱町・地蔵久保のオオヤマザクラ(大山桜)も、4月20日(土曜)現在で5分咲き。こちらは日露戦争の戦勝記念に市道(いちみち)に自生する、オオヤマザクラの若木を移植したもの。神代に比べれば、世代的にはまだまだ若者ですが、樹高20m、幹周り5mという巨木。濃い紅色の花が特徴的なヤマザクラです。
さらに同じ飯綱町内で、車で20分ほどの県道404号(栃原北郷信濃線)沿い、飯縄山の東麓に位置する飯綱東高原に「むれ水芭蕉園」があり、ここの41万株にもおよぶ水芭蕉が、現在7分咲き。黄色い可憐な花を咲かせるリュウキンカも10万株あり、現在5分咲きともうすぐ見頃。一周1kmの木道も整備されていますから、車は「いいづなリゾートスキー場」に入れ、歩いて山野草散策が楽しめます。
推定樹齢130年という、飯綱町・地蔵久保のオオヤマザクラ。長野県の天然記念物にも指定されている
posted by シマウマ-クラブ at 12:37| 長野のおすすめ
2013年04月19日
桃の花情報(3) 長野県阿智村・月川温泉&昼神温泉の花桃と駒つなぎの桜
花桃ファンの皆様へ、桃の花情報の第3弾。今回ご紹介するのは、岐阜県との県境、神坂峠近くの長野県阿智村・月川温泉と昼神温泉のハナモモ。ここは古代の官道である東山道・阿智駅が置かれた伊那谷の要衝。
阿知川沿いに昼神温泉郷、園原地区の本谷川沿いには月川温泉があり、エドヒガンの巨桜・駒つなぎの桜でも名高いところですが、実は観賞用に改良された咲き分け品種のハナモモがみごと。
国道153号沿いの春日と駒場市の沢、昼神温泉郷、中央自動車道・園原IC、月川温泉郷、国道256号沿いの清内路越え(下清内路・上清内路)など、村内各地に色とりどりの桃の花、約5000本が咲き誇る、南信一の桃源郷です。
赤、白、ピンク、キメラ紋様のハナモモが咲き誇る、月川温泉の「花桃の里」。「花桃まつり」のメイン会場となり、地場産野菜やハナモモの苗木などを販売する屋台も出店。本谷川には鯉のぼりも渡され華やか
なかでももっとも見応えがあるのが、月川温泉の「花桃の里」。赤、白、ピンク、キメラ紋様のハナモモ、約1000本が植栽。見頃は例年4月下旬から5月上旬にかけてで、2013年は本日4月19日(金曜)に開花。
村内でも場所により開花状況に差があり、現在見頃を迎えているのは、比較的標高が低い国道153号沿いの春日・駒場(市の沢)地区と昼神温泉郷。標高800m以上ある月川温泉「花桃の里」の見頃は、来週からが本番という状況です。
2013年4月20日(土曜)から5月12日(日曜)まで「花桃まつり」を開催。期間中は智里西殿島館から戸沢方面の交通規制を実施。昼神温泉郷から「ヘブンスそのはら」経由で月川温泉・花桃の里まで、シャトルバスも運行(ただし開花状況により期間変更あり)。
また同じ園原の里にある一本桜の駒つなぎの桜も、4月16日(火曜)に開花し、見頃。2013年は桜の生育状況により、花芽が少なく、残念ながら棚田の水張りは中止となりましたが、それでも義経伝説を生んだ樹齢800年(500年とも)といわれる古木の一本桜が、山里の棚田にぽつねんと立つ姿は、どこか旅情をかきたてます。
源義経が奥州に下る時、馬をつないだという伝説も残る、駒つなぎの桜。開花時には月見堂下から終日車両進入禁止となるので、月見堂、東山道・園原ビジターセンターはゝき木館周辺の駐車場(無料)に車を入れ、15分〜20分ほど歩くことになる。4月25日(木曜)まで19:00から21:00の間、ライトアップも実施
びあはーるの下記ドライブプランでは、この駒つなぎの桜を起点に、伊那谷を北上。飯田市・杵原学校のシダレザクラ、駒ヶ根市・南吉瀬のシダレザクラをめぐるプランを提案していますが、今年は既に終了。
伊那市高遠町の勝間薬師堂のしだれ桜が散り際、高遠城址公園近くにある「花の丘公園」の八重桜は咲き始めですが、そこまで足をのばすより、阿智村周辺の散策や温泉街でゆっくりと過ごすのがおすすめ。
とくに園原の里には、富士見台高原ロープウェイ・「ヘブンスそのはら」があり、ここのミズバショウ(黄色い花を咲かせる「幸せの黄色い水芭蕉」もあり)やカタクリ、イワウチワなどの山野草がちょうど見頃。遊歩道も整備され、散策にはぴったりです。
まずは駒つなぎの桜への起点となる、東山道・園原ビジターセンターはゝき木館周辺の駐車場に車を入れ、センターで行きたい場所の情報を収集。その後、駒つなぎの桜→ヘブンスそのはら→月川温泉・花桃の里→昼神温泉の入口・阿智神社奥宮をめぐり、pH9.7と「美人の湯」の別名がある昼神温泉で、日帰り入浴や足湯を楽しみましょう。
神坂峠から派生した尾根沿いの標高1400mのピークに架かる、ヘブンスそのはら富士見台高原ロープウェイ。ロープウェイで登った山上の高原は、冬季はスキーが楽しめる。山頂からペアリフト、展望台リフトを乗り継げば、標高1600mの展望台。さらに展望台からは「富士見台高原バス」を乗り継ぐことができ、萬岳荘(阿智村と中津川市とが共同で管理・運営する山小屋/標高1576m/中津川からなら車で進入可能)まで到達できる。富士見台高原山頂(1739m)へは萬岳荘から徒歩30分。ちなみに2013年は4月29日(月曜・祝日)が、富士見台高原・恵那山の山開き
さらに時間的余裕があり、東山道に興味がある人は、古代阿智駅(木戸脇遺跡)が置かれたという国道153号沿い、駒場地区の宿場町で街並み歩きを。またハナモモをもっと堪能したいという人は、国道256号沿いの清内路越え「上清内路の花桃」から、木曽谷の宿場町へ。
木曽谷へと続くこの清内路地区は、今や全国に広まったハナモモ発祥の地。国道256号は、1600本ものハナモモが咲き誇るまさに「はなもも街道」。ただし清内路は標高が高く、村内でもっとも開花が遅いエリア。標高差も大きく、木曽谷方面に向かって徐々にハナモモが開花します。
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お花見情報(12) 長野県伊那市・高遠城址公園のコヒガンザクラが満開
阿知川沿いに昼神温泉郷、園原地区の本谷川沿いには月川温泉があり、エドヒガンの巨桜・駒つなぎの桜でも名高いところですが、実は観賞用に改良された咲き分け品種のハナモモがみごと。
国道153号沿いの春日と駒場市の沢、昼神温泉郷、中央自動車道・園原IC、月川温泉郷、国道256号沿いの清内路越え(下清内路・上清内路)など、村内各地に色とりどりの桃の花、約5000本が咲き誇る、南信一の桃源郷です。
赤、白、ピンク、キメラ紋様のハナモモが咲き誇る、月川温泉の「花桃の里」。「花桃まつり」のメイン会場となり、地場産野菜やハナモモの苗木などを販売する屋台も出店。本谷川には鯉のぼりも渡され華やか
なかでももっとも見応えがあるのが、月川温泉の「花桃の里」。赤、白、ピンク、キメラ紋様のハナモモ、約1000本が植栽。見頃は例年4月下旬から5月上旬にかけてで、2013年は本日4月19日(金曜)に開花。
村内でも場所により開花状況に差があり、現在見頃を迎えているのは、比較的標高が低い国道153号沿いの春日・駒場(市の沢)地区と昼神温泉郷。標高800m以上ある月川温泉「花桃の里」の見頃は、来週からが本番という状況です。
2013年4月20日(土曜)から5月12日(日曜)まで「花桃まつり」を開催。期間中は智里西殿島館から戸沢方面の交通規制を実施。昼神温泉郷から「ヘブンスそのはら」経由で月川温泉・花桃の里まで、シャトルバスも運行(ただし開花状況により期間変更あり)。
また同じ園原の里にある一本桜の駒つなぎの桜も、4月16日(火曜)に開花し、見頃。2013年は桜の生育状況により、花芽が少なく、残念ながら棚田の水張りは中止となりましたが、それでも義経伝説を生んだ樹齢800年(500年とも)といわれる古木の一本桜が、山里の棚田にぽつねんと立つ姿は、どこか旅情をかきたてます。
源義経が奥州に下る時、馬をつないだという伝説も残る、駒つなぎの桜。開花時には月見堂下から終日車両進入禁止となるので、月見堂、東山道・園原ビジターセンターはゝき木館周辺の駐車場(無料)に車を入れ、15分〜20分ほど歩くことになる。4月25日(木曜)まで19:00から21:00の間、ライトアップも実施
びあはーるの下記ドライブプランでは、この駒つなぎの桜を起点に、伊那谷を北上。飯田市・杵原学校のシダレザクラ、駒ヶ根市・南吉瀬のシダレザクラをめぐるプランを提案していますが、今年は既に終了。
伊那市高遠町の勝間薬師堂のしだれ桜が散り際、高遠城址公園近くにある「花の丘公園」の八重桜は咲き始めですが、そこまで足をのばすより、阿智村周辺の散策や温泉街でゆっくりと過ごすのがおすすめ。
とくに園原の里には、富士見台高原ロープウェイ・「ヘブンスそのはら」があり、ここのミズバショウ(黄色い花を咲かせる「幸せの黄色い水芭蕉」もあり)やカタクリ、イワウチワなどの山野草がちょうど見頃。遊歩道も整備され、散策にはぴったりです。
まずは駒つなぎの桜への起点となる、東山道・園原ビジターセンターはゝき木館周辺の駐車場に車を入れ、センターで行きたい場所の情報を収集。その後、駒つなぎの桜→ヘブンスそのはら→月川温泉・花桃の里→昼神温泉の入口・阿智神社奥宮をめぐり、pH9.7と「美人の湯」の別名がある昼神温泉で、日帰り入浴や足湯を楽しみましょう。
神坂峠から派生した尾根沿いの標高1400mのピークに架かる、ヘブンスそのはら富士見台高原ロープウェイ。ロープウェイで登った山上の高原は、冬季はスキーが楽しめる。山頂からペアリフト、展望台リフトを乗り継げば、標高1600mの展望台。さらに展望台からは「富士見台高原バス」を乗り継ぐことができ、萬岳荘(阿智村と中津川市とが共同で管理・運営する山小屋/標高1576m/中津川からなら車で進入可能)まで到達できる。富士見台高原山頂(1739m)へは萬岳荘から徒歩30分。ちなみに2013年は4月29日(月曜・祝日)が、富士見台高原・恵那山の山開き
さらに時間的余裕があり、東山道に興味がある人は、古代阿智駅(木戸脇遺跡)が置かれたという国道153号沿い、駒場地区の宿場町で街並み歩きを。またハナモモをもっと堪能したいという人は、国道256号沿いの清内路越え「上清内路の花桃」から、木曽谷の宿場町へ。
木曽谷へと続くこの清内路地区は、今や全国に広まったハナモモ発祥の地。国道256号は、1600本ものハナモモが咲き誇るまさに「はなもも街道」。ただし清内路は標高が高く、村内でもっとも開花が遅いエリア。標高差も大きく、木曽谷方面に向かって徐々にハナモモが開花します。
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お花見情報(12) 長野県伊那市・高遠城址公園のコヒガンザクラが満開
posted by シマウマ-クラブ at 10:39| 長野のおすすめ
2013年04月12日
お花見情報(17) 長野・小諸城址懐古園&須坂市・臥竜公園と「信州須坂 花もだんごも蔵開き」
桜前線が北上する長野でも続々ソメイヨシノが開花。そこで今回は日本さくらの会による「日本さくら名所100選」にも選定された、小諸市の小諸城址懐古園と須坂市の臥竜公園をご紹介。
まずしなの鉄道小諸駅から徒3分の小諸城址懐古園。自然のままの11の丘と12の谷からなり、桜と老松の調和もみごとですが、これは大正15年、「日本の公園の父」とも呼ばれた造園家・本多静六の設計により植栽されたもの。園内ではソメイヨシノ、ヒガンザクラ、シダレザクラなど、約5種300本の桜を楽しむことができます。
なかでも全国的にも珍しいのが、小諸が発祥の地という「小諸八重紅枝垂(コモロヤエベニシダレ)」。明治13年に懐古園を所有していた士族会が植えたもので、現在は園内の馬場に3本を残すのみ。
八重の花弁と紫がかった濃い紅色の花が特徴で、例年見頃は4月下旬ですが、今年は4月12日(金曜)現在で咲き始め。ちなみに園内馬場のソメイヨシノは現在7分咲きで、このソメイヨシノが散り始めてから見頃を迎えるというのが、例年のならい。
2013年4月18日(木曜)から4月30日(火曜)には「小諸城址懐古園 桜まつり」も開催。期間中は日没から23:00までライトアップを行ない、夜桜見物も楽しめます(現地に確認したところ、実はライトアップとぼんぼりの点灯は急遽前倒しとなり、本日4月12日から開始)。各種イベントのほか、懐古神社例大祭が4月24日(水曜)・25日(木曜)に行なわれます。
小諸八重紅枝垂(コモロヤエベニシダレ)。懐古園の桜は、種類の違いから咲く時期が少しずつずれ、比較的長い期間花を楽しむことができるのが魅力のひとつ
一方、須坂市の臥竜公園は、4月12日(金曜)現在、5分から7分咲きでまもなく見頃。こちらも「日本さくら名所100選」のひとつで、小諸懐古園と同じく、設計は林学博士の本多静六。須坂市立博物館に近い竜ヶ池の周辺には、150本のソメイヨシノが植栽。公園全体では800本の桜の木が植えられています。2013年4月10日(水曜)から4月28日(日曜)には、臥竜公園で「さくらまつり」も開催されます。
園内には須坂市動物園があり、アカカンガルーの名誉園長・故ハッチのファミリー、おしゃべり好きなキボウシインコのロビン、脱走ペンギン「トット」でおなじみのフンボルトペンギンなどを飼育。竜ヶ池の水面に映る夜桜のライトアップ(4月11日から満開期間中の18:00〜22:00)は幻想的で、希望日の3日前までに予約すれば「臥竜公園桜守りの会」による公園のガイドもあります(1グループ15名程度1000円/予約先:臥竜公園管理事務所 TEL026-245-1770)。
なお「臥竜公園の駐車場は、土・日曜は非常に混雑しますので、少し離れていますが市役所駐車場(無料)などをご利用ください」(観光協会)とのこと。
コヒガンザクラ、カンザン、ヤエベニシダレザクラ、オオヤマザクラなど、こちらもさまざまな種類が咲き誇り、長く桜が楽しめる須坂市の臥竜公園。市内にはほかに、しだれ桜やエドヒガンザクラなど、見応えがある桜の名所が目白押し
また遠藤酒造場と田中本家博物館では、4月19日(金曜)・20日(土曜)・21日(日曜)の9:30から16:00に『信州須坂 花もだんごも蔵開き』を開催。蔵開き開催中は長野電鉄須坂駅から会場(臥竜公園から徒歩1分の酒蔵)まで、無料シャトルバスが運行されます。
「渓流」の蔵元・遠藤酒造場では、蔵開き限定のしぼりたて生原酒の試飲や利き酒も可能で、自慢の地酒も1〜2割引で手に入ります。屋台では焼鳥、団子、おやき等のおつまみも販売。ほかにバナナのたたき売り、味噌や酒粕の詰め放題など、イベントも盛りだくさん。なお、遠藤酒造場のHPにあるクーポン付チラシをダウンロードして持参すれば、いろいろ割引きが受けられてお得です!!
蔵の町須坂を代表する豪商の館・田中本家博物館では、まず4月13日(土曜)・14日(日曜)に「開館記念感謝DAY」を実施。HPに掲載されたチラシの画像を印刷して持参すれば、この2日間に限り、1枚に付き5名まで入館が無料。また4月19日(金曜)・20日(土曜)・21日(日曜)には、『信州須坂 花もだんごも蔵開き』に伴い、通常は未公開の水車土蔵や味噌土蔵を開放、樹齢250余年のしだれ桜も観覧可能です。
さらに須坂で桜のハシゴという場合には、市内から少し離れた豊丘地区に、樹齢400年を越える延命地蔵堂のエドヒガン(アズマヒガンザクラ)もみもの。4月11日(木曜)現在でまだつぼみの状態ですが、もうすぐ開花で見頃は来週末の予想。4月21日(日曜)の11:00から13:00には、駐車場のある豊丘地域公民館周辺で「観桜会とひんのべまつり」も開催。すいとんに似た郷土料理のひんのべとおやきのセット(限定200食)が味わえます。
延命地蔵堂のエドヒガンは、須坂の中心部・田中本家博物館が面する国道406号(大笹街道)から南原町東交差点で左手(西方向)に分岐する、県道346号(五味池高原線)沿いの豊丘小学校向かいにあるので、同時期に実施される『信州須坂 花もだんごも蔵開き』とあわせて訪れると、楽しさ倍増のはず。
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須坂市「千曲川リバーサイドフラワーウォーク」は素敵なイベント!
千曲川河川敷ふれあい公園の菜の花と花桃、桜堤が見頃!
小諸市三岡地区の桃畑と浅間山
まずしなの鉄道小諸駅から徒3分の小諸城址懐古園。自然のままの11の丘と12の谷からなり、桜と老松の調和もみごとですが、これは大正15年、「日本の公園の父」とも呼ばれた造園家・本多静六の設計により植栽されたもの。園内ではソメイヨシノ、ヒガンザクラ、シダレザクラなど、約5種300本の桜を楽しむことができます。
なかでも全国的にも珍しいのが、小諸が発祥の地という「小諸八重紅枝垂(コモロヤエベニシダレ)」。明治13年に懐古園を所有していた士族会が植えたもので、現在は園内の馬場に3本を残すのみ。
八重の花弁と紫がかった濃い紅色の花が特徴で、例年見頃は4月下旬ですが、今年は4月12日(金曜)現在で咲き始め。ちなみに園内馬場のソメイヨシノは現在7分咲きで、このソメイヨシノが散り始めてから見頃を迎えるというのが、例年のならい。
2013年4月18日(木曜)から4月30日(火曜)には「小諸城址懐古園 桜まつり」も開催。期間中は日没から23:00までライトアップを行ない、夜桜見物も楽しめます(現地に確認したところ、実はライトアップとぼんぼりの点灯は急遽前倒しとなり、本日4月12日から開始)。各種イベントのほか、懐古神社例大祭が4月24日(水曜)・25日(木曜)に行なわれます。
小諸八重紅枝垂(コモロヤエベニシダレ)。懐古園の桜は、種類の違いから咲く時期が少しずつずれ、比較的長い期間花を楽しむことができるのが魅力のひとつ
一方、須坂市の臥竜公園は、4月12日(金曜)現在、5分から7分咲きでまもなく見頃。こちらも「日本さくら名所100選」のひとつで、小諸懐古園と同じく、設計は林学博士の本多静六。須坂市立博物館に近い竜ヶ池の周辺には、150本のソメイヨシノが植栽。公園全体では800本の桜の木が植えられています。2013年4月10日(水曜)から4月28日(日曜)には、臥竜公園で「さくらまつり」も開催されます。
園内には須坂市動物園があり、アカカンガルーの名誉園長・故ハッチのファミリー、おしゃべり好きなキボウシインコのロビン、脱走ペンギン「トット」でおなじみのフンボルトペンギンなどを飼育。竜ヶ池の水面に映る夜桜のライトアップ(4月11日から満開期間中の18:00〜22:00)は幻想的で、希望日の3日前までに予約すれば「臥竜公園桜守りの会」による公園のガイドもあります(1グループ15名程度1000円/予約先:臥竜公園管理事務所 TEL026-245-1770)。
なお「臥竜公園の駐車場は、土・日曜は非常に混雑しますので、少し離れていますが市役所駐車場(無料)などをご利用ください」(観光協会)とのこと。
コヒガンザクラ、カンザン、ヤエベニシダレザクラ、オオヤマザクラなど、こちらもさまざまな種類が咲き誇り、長く桜が楽しめる須坂市の臥竜公園。市内にはほかに、しだれ桜やエドヒガンザクラなど、見応えがある桜の名所が目白押し
また遠藤酒造場と田中本家博物館では、4月19日(金曜)・20日(土曜)・21日(日曜)の9:30から16:00に『信州須坂 花もだんごも蔵開き』を開催。蔵開き開催中は長野電鉄須坂駅から会場(臥竜公園から徒歩1分の酒蔵)まで、無料シャトルバスが運行されます。
「渓流」の蔵元・遠藤酒造場では、蔵開き限定のしぼりたて生原酒の試飲や利き酒も可能で、自慢の地酒も1〜2割引で手に入ります。屋台では焼鳥、団子、おやき等のおつまみも販売。ほかにバナナのたたき売り、味噌や酒粕の詰め放題など、イベントも盛りだくさん。なお、遠藤酒造場のHPにあるクーポン付チラシをダウンロードして持参すれば、いろいろ割引きが受けられてお得です!!
蔵の町須坂を代表する豪商の館・田中本家博物館では、まず4月13日(土曜)・14日(日曜)に「開館記念感謝DAY」を実施。HPに掲載されたチラシの画像を印刷して持参すれば、この2日間に限り、1枚に付き5名まで入館が無料。また4月19日(金曜)・20日(土曜)・21日(日曜)には、『信州須坂 花もだんごも蔵開き』に伴い、通常は未公開の水車土蔵や味噌土蔵を開放、樹齢250余年のしだれ桜も観覧可能です。
さらに須坂で桜のハシゴという場合には、市内から少し離れた豊丘地区に、樹齢400年を越える延命地蔵堂のエドヒガン(アズマヒガンザクラ)もみもの。4月11日(木曜)現在でまだつぼみの状態ですが、もうすぐ開花で見頃は来週末の予想。4月21日(日曜)の11:00から13:00には、駐車場のある豊丘地域公民館周辺で「観桜会とひんのべまつり」も開催。すいとんに似た郷土料理のひんのべとおやきのセット(限定200食)が味わえます。
延命地蔵堂のエドヒガンは、須坂の中心部・田中本家博物館が面する国道406号(大笹街道)から南原町東交差点で左手(西方向)に分岐する、県道346号(五味池高原線)沿いの豊丘小学校向かいにあるので、同時期に実施される『信州須坂 花もだんごも蔵開き』とあわせて訪れると、楽しさ倍増のはず。
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posted by シマウマ-クラブ at 12:02| 長野のおすすめ
2013年04月08日
お花見情報(12) 長野県伊那市・高遠城址公園のコヒガンザクラが満開
信州を代表する桜の名所、高遠。そのお花見のメッカが高遠城址公園。ここは古くから伊那谷の要所で、武田信玄の軍師・山本勘助の築城と伝わる高遠城の跡地が、明治8年に城址公園として整備されたもの。この地にしか咲かないという、タカトオコヒガンザクラが名物です。
かつて高遠藩には、城の対岸に桜の馬場と呼ばれる馬場があり、馬の姿が桜の花に埋もれたほどの桜の名所だったとか。これを旧藩士が本丸、二の丸、南曲輪などに移植。当時植えられた本丸周辺の老木も含め、その見事さから「天下第一の桜」との呼び声もあるほどです。
現在公園一帯が国指定の史跡となっており、園内では130年の老樹20本余、50年以上のものが50本など、計1500本ものタカトオコヒガンザクラが、一斉に咲き誇ります。2013年は4月1日に開花、4月8日(月曜)現在で南側付近が満開、桜雲橋付近も8分咲きで見頃。
桜のトンネルといわれる高遠城址公園の「桜雲橋」
また城址公園から徒歩15分ほど、東の山腹にある花の丘公園では、4月中旬から下旬にかけて、ヤエザクラ500本をはじめ、ヤマザクラなど、約50種2000本の桜を楽しむことができます。例年、高遠城址公園の桜が散った頃が見頃とされるので、今後の開花状況次第ですが、城址公園の桜が盛りを過ぎた場合は、こちらもおすすめ。
2013年4月2日(火曜)から4月30日(火曜)8:00〜17:00(最盛期は6:00〜22:00)にかけては『高遠城址公園さくら祭り』も開催され、咲き始めから散り終わりまでの期間は、日没〜22:00にライトアップを実施。
城址公園内(高遠閣横)には臨時の観光案内所が設置され、ボランティアによる園内のワンコインガイド(所要30分、1グループ500円)も行なわれていますから、歴史解説を聞くのに絶好。また盛りの4月中旬には、園内の南曲輪周辺でさくら茶のサービスのほか、各種イベントも開催されます。ちなみに、山田河原駐車場は大型車専用となっているので注意を。
中央アルプスを望む高遠城址公園。日本三大桜の名所として数えられ、市内最大の観光スポット。タカトオコヒガンザクラは、ソメイヨシノより少し小ぶりで赤みのある花を咲かせるために、全体が鮮やかな桜色に包まれる
かつて高遠藩には、城の対岸に桜の馬場と呼ばれる馬場があり、馬の姿が桜の花に埋もれたほどの桜の名所だったとか。これを旧藩士が本丸、二の丸、南曲輪などに移植。当時植えられた本丸周辺の老木も含め、その見事さから「天下第一の桜」との呼び声もあるほどです。
現在公園一帯が国指定の史跡となっており、園内では130年の老樹20本余、50年以上のものが50本など、計1500本ものタカトオコヒガンザクラが、一斉に咲き誇ります。2013年は4月1日に開花、4月8日(月曜)現在で南側付近が満開、桜雲橋付近も8分咲きで見頃。
桜のトンネルといわれる高遠城址公園の「桜雲橋」
また城址公園から徒歩15分ほど、東の山腹にある花の丘公園では、4月中旬から下旬にかけて、ヤエザクラ500本をはじめ、ヤマザクラなど、約50種2000本の桜を楽しむことができます。例年、高遠城址公園の桜が散った頃が見頃とされるので、今後の開花状況次第ですが、城址公園の桜が盛りを過ぎた場合は、こちらもおすすめ。
2013年4月2日(火曜)から4月30日(火曜)8:00〜17:00(最盛期は6:00〜22:00)にかけては『高遠城址公園さくら祭り』も開催され、咲き始めから散り終わりまでの期間は、日没〜22:00にライトアップを実施。
城址公園内(高遠閣横)には臨時の観光案内所が設置され、ボランティアによる園内のワンコインガイド(所要30分、1グループ500円)も行なわれていますから、歴史解説を聞くのに絶好。また盛りの4月中旬には、園内の南曲輪周辺でさくら茶のサービスのほか、各種イベントも開催されます。ちなみに、山田河原駐車場は大型車専用となっているので注意を。
中央アルプスを望む高遠城址公園。日本三大桜の名所として数えられ、市内最大の観光スポット。タカトオコヒガンザクラは、ソメイヨシノより少し小ぶりで赤みのある花を咲かせるために、全体が鮮やかな桜色に包まれる
posted by シマウマ-クラブ at 10:42| 長野のおすすめ
2012年06月17日
長野県・佐久市にもある「五稜郭」
幕末に建造された星型西洋式城郭の五稜郭といえば、土方歳三ゆかりの函館が有名です。
函館にある五稜郭は、日米和親条約締結による箱館開港に伴い、1857(安政4)年に着工し、1866(慶応2)年に完成した西洋式の城郭。さらに函館市近くの北斗市清川には、四稜郭(正式名は「松前藩戸切地陣屋跡」/まつまえはんへきりちじんじゃあと)もあって、1855(安政2)年、幕府が松前藩に築造を命じたもので、なんと! 五稜郭より、こちらの方が築城は先ということになります。いずれにせよ、函館周辺の五稜郭は、幕末に北方警備のために造られた西洋式の城郭です。
長野県佐久市にある五稜郭は、意外にも実に無名です。正式名を龍岡城(たつおかじょう)といい、龍岡藩の藩庁が置かれていた城。松平乗謨(まつだいらのりかた=大給恒/おぎゅうゆずる)は、現在の愛知県岡崎市・豊田市周辺を支配した三河国奥殿藩の藩主でしたが、飛び地であった龍岡藩に藩庁を移転し西洋式の城郭を建築します。
1863(元治元)年に築城を開始しましたが、完成を待たずにして明治維新を迎えてしまいます。
龍岡城の城跡の大部分は、佐久市立田口小学校になっていますが、堀の一部や御台所櫓が現存しています。大手門側(上の写真)から堀を渡って入城すると田口招魂社が鎮座しています。
また大手門前にはビジターセンターである五稜郭であいの館(下の写真)と駐車場も整備されていますので、ここを目標にアプローチするのがおすすめです。
函館にある五稜郭は、日米和親条約締結による箱館開港に伴い、1857(安政4)年に着工し、1866(慶応2)年に完成した西洋式の城郭。さらに函館市近くの北斗市清川には、四稜郭(正式名は「松前藩戸切地陣屋跡」/まつまえはんへきりちじんじゃあと)もあって、1855(安政2)年、幕府が松前藩に築造を命じたもので、なんと! 五稜郭より、こちらの方が築城は先ということになります。いずれにせよ、函館周辺の五稜郭は、幕末に北方警備のために造られた西洋式の城郭です。
長野県佐久市にある五稜郭は、意外にも実に無名です。正式名を龍岡城(たつおかじょう)といい、龍岡藩の藩庁が置かれていた城。松平乗謨(まつだいらのりかた=大給恒/おぎゅうゆずる)は、現在の愛知県岡崎市・豊田市周辺を支配した三河国奥殿藩の藩主でしたが、飛び地であった龍岡藩に藩庁を移転し西洋式の城郭を建築します。
1863(元治元)年に築城を開始しましたが、完成を待たずにして明治維新を迎えてしまいます。
龍岡城の城跡の大部分は、佐久市立田口小学校になっていますが、堀の一部や御台所櫓が現存しています。大手門側(上の写真)から堀を渡って入城すると田口招魂社が鎮座しています。
また大手門前にはビジターセンターである五稜郭であいの館(下の写真)と駐車場も整備されていますので、ここを目標にアプローチするのがおすすめです。
タグ:城
posted by シマウマ-クラブ at 22:40| 長野のおすすめ
2012年03月13日
本州の中心(本州の重心)に行ってきた!
長野市街から白馬・大町方面に向かう県道31号・長野大町線(長野白馬オリンピック道路)沿いにある「道の駅おがわ」。ここに「本州の重心地」モニュメントがドドーンと立っています。
白馬村や大町市の住民は、普段から「何だろうな?」と見過ごしているモニュメントらしく、
「地元では知られているが、よくわからないという」のが実情のようだ。
そんなわけで、白馬村のシャレーホテルハイジ・ホフのオーナー、毛谷村功さんの案内で、小川村へ。
白馬村から長野方面へと県道31号・長野大町線を走っていると、
「本州のHESO」の案内板が。ここで県道を離れて、村道1号に入って、走ること6.5km。
路肩に、何やら見えてきました・・・。
これが平成16年12月にとある測量会社が発見したという「本州のHESO」。
日本地図を切り取って、下から支えた際に、バランスがとれる1点が重心。
本州の重心、つまりは本州の中心は、長野県上水内郡小川村瀬戸川法地(ほうじ)地区にあると認定されたというわけです。
ハイジ・ホフの毛谷村オーナーの指さす先が「本州の重心」
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白馬村や大町市の住民は、普段から「何だろうな?」と見過ごしているモニュメントらしく、
「地元では知られているが、よくわからないという」のが実情のようだ。
そんなわけで、白馬村のシャレーホテルハイジ・ホフのオーナー、毛谷村功さんの案内で、小川村へ。
白馬村から長野方面へと県道31号・長野大町線を走っていると、
「本州のHESO」の案内板が。ここで県道を離れて、村道1号に入って、走ること6.5km。
路肩に、何やら見えてきました・・・。
これが平成16年12月にとある測量会社が発見したという「本州のHESO」。
日本地図を切り取って、下から支えた際に、バランスがとれる1点が重心。
本州の重心、つまりは本州の中心は、長野県上水内郡小川村瀬戸川法地(ほうじ)地区にあると認定されたというわけです。
ハイジ・ホフの毛谷村オーナーの指さす先が「本州の重心」
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タグ:パワースポット
posted by シマウマ-クラブ at 11:40| 長野のおすすめ