さて、南あわじ市の灘黒岩水仙郷からだいぶ寄り道してしまいましたが、再び水仙ドライブへと軌道修正。次なる目的地は洲本市由良町の立川水仙郷。
洲本市街と南あわじ市を結ぶ、県道76号(南淡路灘水仙ライン)沿いにある立川水仙郷は、急勾配の灘黒岩水仙郷とは対照的に山間の谷地を利用したスロープ状の遊歩道が整備され、比較的平坦。
しかもここの水仙は観光花畑として植栽されたもので、一重品種と八重や房咲きの品種がバラエティに咲き、変化に富んでいます。
12月中旬から1月中旬に見頃を迎える早咲きのガリル、12月下旬から2月下旬が見頃の日本水仙が終わった後でも、黄色い房咲きの黄房水仙や白房水仙、黄ラッパ水仙などが入れ替わるように咲き、比較的長期間楽しめるような工夫がなされています。
友ヶ島水道に面した洲本市由良町にある立川水仙郷。上の写真は白く可憐な花を咲かせる満開時のガリルで、とくに香りが強いのが特徴(画像提供/淡路島観光協会)
淡路島観光協会の担当者に確認したところ、2014年1月27日(月曜)現在、地中海原産で早咲きのガリルが満開、日本水仙は8、9分咲きとのこと。
野生的な魅力の灘黒岩水仙郷で見頃を過ぎた頃でも、こちらの立川水仙郷ならばまだ間に合います。売店では水仙の球根なども販売されており、園芸好きな方もぜひ。
また開花状況によりますが、2月中旬まで洲本バスセンターから現地へ路線バスと連携した「水仙タクシー」も1日4便運行。路線バス利用者はこちらを活用するのが便利でお得です(問い合わせ先は、淡路島観光協会・洲本観光案内所TEL:0799-25-5820)。
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南淡路の水仙郷と渦潮グルメ(3) 鳴門スカイラインの夕景
2014年01月27日
南淡路の水仙郷と渦潮グルメ(4) 洲本市・立川水仙郷が見頃!
posted by シマウマ-クラブ at 15:31| 淡路島のおすすめ
2014年01月23日
南淡路の水仙郷と渦潮グルメ(3) 鳴門スカイラインの夕景
鳴門のうず潮を思う存分堪能したら、この日の最終目的地・鳴門スカイラインへ。鳴門スカイラインは、大毛島、島田島を結ぶ延長8.1mのドライブウェイ。7つの橋が架けられ、2つの海峡を越える眺望抜群の展望道路ですが、ウチノ海に沈む夕日は得も言われぬ美しさ。
なかでもスカイライン途中の堀越橋は、穏やかなウチノ海と鳴門海峡を分かつ海峡に架かる橋。南側の展望地はウチノ海を一望する鳴門スカイライン随一の絶景ポイントなので、ぜひ寄り道を。波静かな内海を生かした釣りイカダと鏡島がシルエットになり、昼間見た荒々しいうず潮とは対照的な光景が展開します。
堀越橋南側の展望地から見た眺めは、知る人ぞ知る夕陽の名所
また四国本土と島田島に挟まれた小鳴門海峡を渡る小鳴門新橋まで、ルート中には7つの橋が架けられており、随所に休憩所が設けられているので、車を停めて景色を楽しむのもおすすめ。
うーん、なんだったらこのまま四国本土に渡ってしまいなさいという声もw ということで四国本土の玄関口、かつては四国遍路の出発点でもあった鳴門・岡崎港(撫養湊=むやみなと)に宿を取り、鳴門・徳島をめぐるのもひとつの手。
ちなみに往時には多くの遍路が通ったという撫養街道に面して建つさぬきや旅館は、そんな歴史を教えてくれる宿。1月〜3月なら生産者から毎朝届けられる鳴門わかめのしゃぶしゃぶが味わえます。
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なかでもスカイライン途中の堀越橋は、穏やかなウチノ海と鳴門海峡を分かつ海峡に架かる橋。南側の展望地はウチノ海を一望する鳴門スカイライン随一の絶景ポイントなので、ぜひ寄り道を。波静かな内海を生かした釣りイカダと鏡島がシルエットになり、昼間見た荒々しいうず潮とは対照的な光景が展開します。
堀越橋南側の展望地から見た眺めは、知る人ぞ知る夕陽の名所
また四国本土と島田島に挟まれた小鳴門海峡を渡る小鳴門新橋まで、ルート中には7つの橋が架けられており、随所に休憩所が設けられているので、車を停めて景色を楽しむのもおすすめ。
うーん、なんだったらこのまま四国本土に渡ってしまいなさいという声もw ということで四国本土の玄関口、かつては四国遍路の出発点でもあった鳴門・岡崎港(撫養湊=むやみなと)に宿を取り、鳴門・徳島をめぐるのもひとつの手。
ちなみに往時には多くの遍路が通ったという撫養街道に面して建つさぬきや旅館は、そんな歴史を教えてくれる宿。1月〜3月なら生産者から毎朝届けられる鳴門わかめのしゃぶしゃぶが味わえます。
しこしことした歯応えが絶品の鳴門わかめ
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posted by シマウマ-クラブ at 10:20| 淡路島のおすすめ
2014年01月22日
南淡路の水仙郷と渦潮グルメ(2) うず潮観潮ドライブ&南あわじ市水産まつり
南あわじ市の灘黒岩水仙郷を後に、海岸線を北上し洲本市由良の立川水仙郷へ。とその前に、ちょっと立ち寄り。というのも、せっかく南淡まで来て「鳴門のうず潮」を見ずにはいられまい。ちなみに直近の潮見表では、1月末から2月初旬が見頃!
というわけで、まずは鳴門岬の突端・門崎から続く大鳴門橋へ。全長1629mの大鳴門橋は、淡路島(兵庫県南あわじ市)と四国側・徳島県鳴門市の大毛島孫崎をひとまたぎにする吊り橋。
鳴門海峡(四国と淡路島の間)に浮かぶ大毛島にある、鳴門公園から眺めた大鳴門橋
この大鳴門橋手前の南あわじ市側・福良港から出港するうず潮観潮船が、ジョイボート南淡路の「うずしおクルーズ」。就航するのは「咸臨丸」「日本丸」。ともに歴史的な帆船のレプリカというだけでなく、デッキの位置が高いのでうず潮を眺めるには最適な造り(乗り場は福良港のうずしおドームなないろ館)。
また四国徳島側の鳴門公園・亀浦観光港からは、鳴門観光汽船、高速観潮船うずしお汽船のうずしお観潮船が利用可能です。
しかしここでひとつ注意が必要なのは、うず潮の発生状況。幅1.3kmの鳴門海峡には潮の干満により最大1.5mもの落差が生まれますが、その落差で生じるうず潮は大潮の前後2時間、中潮の前後1時間半が見頃。
大潮といっても潮の流れが遅い時間帯にはほとんど発生しないため、まずは事前に観潮船のサイトなどで潮の状況について確認を。しかもいつも同じ所でグルグル回転しているわけではなく、数ヶ所で発生。時間的にもほんの数秒という感じ。うず潮の撮影が目的で乗船するなら、カメラを構えて目をきょろきょろしながら待機することになるので、意外にやっかい。 Good Luck!
観潮船から眺めた大鳴門橋とうず潮。春秋の大潮時には、発生する渦も最大となり直径20m・時速20kmに達することがあるとか。ポスターなどで見かける巨大なうず潮が目当てなら、早春が狙いめ
ちなみに昭和60年に開通した大鳴門橋は、神戸淡路鳴門自動車道の専用橋ですが、実は下部には鉄道が通るような部分も残されています。その鉄道通過予定部分を歩道として再生したのが、全長450mの海上遊歩道「渦の道」。
時間的制約がある場合、観潮船に乗らずともこの渦の道に設けられたガラス張りの床越しに、真上からダイナミックな鳴門のうず潮を眺めることも可能です。
もひとつちなみに、2014年1月26日(日)9:00から12:00には、ジョイボート南淡路の観潮船も就航する福良港で「南あわじ市水産まつり」が開催されます。福良港は島内最大級の漁港で、ものすごい水産物の宝庫なのであります。実は個人的にちょいちょい利用する通販が、この福良港直送のものだったりしますw
で、イベント当日はその福良港に面した漁協組合前で魚、野菜、米など、地元でとれた食材を販売する「福良うずしお朝市」が同時開催されるほか、旬の地魚料理のふるまいも!! しかもなんとふぐのてっさやぞうすい、焼きあなごに新わかめのしゃぶしゃぶなども味わえるというから見逃せません(ふるまいはなくなり次第終了)。うぉー、なんと豪華なんだ!!
南あわじ市水産まつりと福良うずしお朝市の会場となる、福良漁業協同組合
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というわけで、まずは鳴門岬の突端・門崎から続く大鳴門橋へ。全長1629mの大鳴門橋は、淡路島(兵庫県南あわじ市)と四国側・徳島県鳴門市の大毛島孫崎をひとまたぎにする吊り橋。
鳴門海峡(四国と淡路島の間)に浮かぶ大毛島にある、鳴門公園から眺めた大鳴門橋
この大鳴門橋手前の南あわじ市側・福良港から出港するうず潮観潮船が、ジョイボート南淡路の「うずしおクルーズ」。就航するのは「咸臨丸」「日本丸」。ともに歴史的な帆船のレプリカというだけでなく、デッキの位置が高いのでうず潮を眺めるには最適な造り(乗り場は福良港のうずしおドームなないろ館)。
また四国徳島側の鳴門公園・亀浦観光港からは、鳴門観光汽船、高速観潮船うずしお汽船のうずしお観潮船が利用可能です。
しかしここでひとつ注意が必要なのは、うず潮の発生状況。幅1.3kmの鳴門海峡には潮の干満により最大1.5mもの落差が生まれますが、その落差で生じるうず潮は大潮の前後2時間、中潮の前後1時間半が見頃。
大潮といっても潮の流れが遅い時間帯にはほとんど発生しないため、まずは事前に観潮船のサイトなどで潮の状況について確認を。しかもいつも同じ所でグルグル回転しているわけではなく、数ヶ所で発生。時間的にもほんの数秒という感じ。うず潮の撮影が目的で乗船するなら、カメラを構えて目をきょろきょろしながら待機することになるので、意外にやっかい。 Good Luck!
観潮船から眺めた大鳴門橋とうず潮。春秋の大潮時には、発生する渦も最大となり直径20m・時速20kmに達することがあるとか。ポスターなどで見かける巨大なうず潮が目当てなら、早春が狙いめ
ちなみに昭和60年に開通した大鳴門橋は、神戸淡路鳴門自動車道の専用橋ですが、実は下部には鉄道が通るような部分も残されています。その鉄道通過予定部分を歩道として再生したのが、全長450mの海上遊歩道「渦の道」。
時間的制約がある場合、観潮船に乗らずともこの渦の道に設けられたガラス張りの床越しに、真上からダイナミックな鳴門のうず潮を眺めることも可能です。
もひとつちなみに、2014年1月26日(日)9:00から12:00には、ジョイボート南淡路の観潮船も就航する福良港で「南あわじ市水産まつり」が開催されます。福良港は島内最大級の漁港で、ものすごい水産物の宝庫なのであります。実は個人的にちょいちょい利用する通販が、この福良港直送のものだったりしますw
で、イベント当日はその福良港に面した漁協組合前で魚、野菜、米など、地元でとれた食材を販売する「福良うずしお朝市」が同時開催されるほか、旬の地魚料理のふるまいも!! しかもなんとふぐのてっさやぞうすい、焼きあなごに新わかめのしゃぶしゃぶなども味わえるというから見逃せません(ふるまいはなくなり次第終了)。うぉー、なんと豪華なんだ!!
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posted by シマウマ-クラブ at 10:33| 淡路島のおすすめ
2014年01月21日
南淡路の水仙郷と渦潮グルメ(1) 南あわじ市・灘黒岩水仙郷が見頃!
日本水仙(ニホンズイセン)の三大産地は、福井越前海岸と千葉房総に淡路島とか。といわれると、なんだか淡路島の水仙郷のことも書かずにはいられない気分。というわけで、今回は淡路島の南、洲本市由良にある立川水仙郷と南あわじ市の灘黒岩水仙郷をご紹介。
まずは神戸淡路鳴門自動車道西淡三原ICか淡路島南ICから40分ほど走った、南あわじ市の灘黒岩水仙郷。
一帯は瀬戸内海国立公園に指定され、淡路島最高峰・標高608mの諭鶴羽山から海へと一気に落ちる急斜面7haにわたって、水仙が自生する自然の花園。温暖な気候と断層による地形的な変化もあって水仙の群落、アカガシの天然林などダイナミックな自然を生み出しています。
瀬黒岩水仙郷のニホンズイセンは、もともと江戸時代の末に海岸に漂着した球根を、地元の漁師が山に植えたのが始まりといい、それが繁殖した野生の水仙というのが特徴的
そういえば水仙は伊豆下田の爪木崎も含め、海岸沿いの傾斜地に群生地が多く、比較的絵になりやすい。つまり条件さえ良ければ、携帯電話のカメラでも充分ベストショットが狙えるということ。花の撮影スポットとしては最適といえるのではないでしょうか。
海上に沼島を眺める水仙自生地には、12月から3月にかけて500万本が花開きますが、今がいちばんの見頃。この瀬黒岩水仙郷は野生で一重咲きのニホンズイセンが中心。そのなかに八重咲きの花もわずかに混じっています。
斜度45度という急斜面に設けられたジグザグの遊歩道を上るのはひと苦労ですが、展望台からは自生地と海、沖に浮かぶ沼島が一望のもと! ぜひハイキングがてらお出かけを。
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一帯は瀬戸内海国立公園に指定され、淡路島最高峰・標高608mの諭鶴羽山から海へと一気に落ちる急斜面7haにわたって、水仙が自生する自然の花園。温暖な気候と断層による地形的な変化もあって水仙の群落、アカガシの天然林などダイナミックな自然を生み出しています。
瀬黒岩水仙郷のニホンズイセンは、もともと江戸時代の末に海岸に漂着した球根を、地元の漁師が山に植えたのが始まりといい、それが繁殖した野生の水仙というのが特徴的
そういえば水仙は伊豆下田の爪木崎も含め、海岸沿いの傾斜地に群生地が多く、比較的絵になりやすい。つまり条件さえ良ければ、携帯電話のカメラでも充分ベストショットが狙えるということ。花の撮影スポットとしては最適といえるのではないでしょうか。
海上に沼島を眺める水仙自生地には、12月から3月にかけて500万本が花開きますが、今がいちばんの見頃。この瀬黒岩水仙郷は野生で一重咲きのニホンズイセンが中心。そのなかに八重咲きの花もわずかに混じっています。
斜度45度という急斜面に設けられたジグザグの遊歩道を上るのはひと苦労ですが、展望台からは自生地と海、沖に浮かぶ沼島が一望のもと! ぜひハイキングがてらお出かけを。
紀淡海峡と沖に浮かぶ沼島をバックに、レモンイエローの美しい水仙が咲き誇る
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posted by シマウマ-クラブ at 12:08| 淡路島のおすすめ
2013年12月28日
初詣はお伊勢詣りへ! その5 安乗崎&大王崎の初日の出と夕日
西の英虞湾も美しいのですが、熊野灘に突き出した安乗崎、大王崎は絵を描く人やカメラマンには注目の地。
的矢湾(まとやわん)の入口に位置する安乗崎も、人気の日の出スポットのひとつ。とくに灯台周辺は「安乗崎園地」として整備され、快晴ならば日の出と富士山を同時にファインダーに収めることができる一等地。
毎年ここで初日の出を見るというファンもいて、例年、元日早朝には地元自治会が特製の伊勢えび汁などを用意し、地元の人たちとともに初日の出を迎えます。
大王崎、鎧崎(よろいさき)とともに、志摩の三崎と呼ばれる海難の地、安乗崎。四角い灯台の安乗埼灯台は、灯火部分に上れる参観灯台となっている
また遠州灘と熊野灘の荒波が寄せる大王崎の沖合は、船乗りが「伊勢の神前、国崎の鎧、波切大王がなけりゃよい」と恐れた海の難所。岬突端に建つ白亜の灯台は塔頂まで22.5m。安乗埼灯台と同様に、灯火部分まで上ることのできる参観灯台になっています。
大王埼灯台の建つ西の入江が波切漁港。大正時代に国が整備した漁港で、間知石による矢羽積の石積みが現在も残されています。飛鳥時代にはここで揚がる魚を切って乾燥させ都に運んだといい、その「魚切里(なきりさと)」が「波切」という地名の由来とか。
この大王町は石工の町でもあり、漁港を囲む港町は石畳や石垣が昔のままに残された貴重な場所。こんな素敵な景観を映画関係者が見逃すはずがなく、『君の名は』『この世の花』『浮草』以来、約20本の作品のロケ地になっています。
とくに小津安二郎監督の撮った『浮草』は有名で、絵になる風景を求め、今も多くの芸術家達が大王崎と波切漁港にやって来ます。波切城跡を整備した「八幡さん公園」なども人気スポットです。
まさに波を切るような大王崎突端に建つ大王埼灯台。安乗埼灯台と同様の参観灯台で、2013年12月31日から2014年1月3日の17:00から翌朝7:00までは灯台のライトアップも実施
さらに時間が許せば、「先志摩(崎島)」と呼ばれる志摩半島の最西端へも足をのばしてみましょう。真珠筏を間近に眺める無名のビューポイント・長田橋、白砂と遠浅の海岸がみごとな御座白浜(ござしらはま)、映画のラストシーンのロケ地となった阿津里浜(あづりはま)と、夕日スポットが待っています。
ここまで来るとまさに知る人ぞ知るという感じで、海水浴シーズン以外は観光客も少なく静か。デートならロマンチックなひとときが過ごせます。
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的矢湾(まとやわん)の入口に位置する安乗崎も、人気の日の出スポットのひとつ。とくに灯台周辺は「安乗崎園地」として整備され、快晴ならば日の出と富士山を同時にファインダーに収めることができる一等地。
毎年ここで初日の出を見るというファンもいて、例年、元日早朝には地元自治会が特製の伊勢えび汁などを用意し、地元の人たちとともに初日の出を迎えます。
大王崎、鎧崎(よろいさき)とともに、志摩の三崎と呼ばれる海難の地、安乗崎。四角い灯台の安乗埼灯台は、灯火部分に上れる参観灯台となっている
また遠州灘と熊野灘の荒波が寄せる大王崎の沖合は、船乗りが「伊勢の神前、国崎の鎧、波切大王がなけりゃよい」と恐れた海の難所。岬突端に建つ白亜の灯台は塔頂まで22.5m。安乗埼灯台と同様に、灯火部分まで上ることのできる参観灯台になっています。
大王埼灯台の建つ西の入江が波切漁港。大正時代に国が整備した漁港で、間知石による矢羽積の石積みが現在も残されています。飛鳥時代にはここで揚がる魚を切って乾燥させ都に運んだといい、その「魚切里(なきりさと)」が「波切」という地名の由来とか。
この大王町は石工の町でもあり、漁港を囲む港町は石畳や石垣が昔のままに残された貴重な場所。こんな素敵な景観を映画関係者が見逃すはずがなく、『君の名は』『この世の花』『浮草』以来、約20本の作品のロケ地になっています。
とくに小津安二郎監督の撮った『浮草』は有名で、絵になる風景を求め、今も多くの芸術家達が大王崎と波切漁港にやって来ます。波切城跡を整備した「八幡さん公園」なども人気スポットです。
まさに波を切るような大王崎突端に建つ大王埼灯台。安乗埼灯台と同様の参観灯台で、2013年12月31日から2014年1月3日の17:00から翌朝7:00までは灯台のライトアップも実施
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